(28日、秋季高校野球九州地区大会準々決勝 神村学園4―1沖縄尚学)

 今夏の第107回全国選手権大会で初優勝した沖縄尚学が、九州大会準々決勝で神村学園(鹿児島)に1―4で敗れた。

 来春の第98回選抜大会で九州地区の一般枠は4。秋の九州大会の成績は、選抜の重要な参考資料になるため、8強で終えた沖縄尚学は3季連続の甲子園出場が微妙な状況になった。

 この日は今夏の甲子園でも好投した背番号10の新垣有絃(ゆいと)が先発した。五回に1点を先制されると、七回に2点目を取られたところで降板した。エース末吉良丞(りょうすけ)は九回に登板し、1イニングを無失点に抑えた。

 打線は神村学園のエース龍頭汰樹(りゅうとうたいき)(2年)を打ち崩せず、九回に1点をかえしたが、後続がたたれた。

 沖縄尚学は今夏の甲子園で、末吉と新垣の2年生二枚看板が好投し、沖縄勢としては第92回大会(2010年)の興南以来、2校目の全国制覇を果たした。

 新チームでも両投手は主力として活躍し、秋の沖縄県大会で優勝したが、史上5校目となる甲子園の「夏春連覇」への挑戦権を得られるかは微妙な状況となった。

 勝って4強入りを決めた神村学園は2年ぶり7度目の選抜出場が有力。

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