サッカーの全国高校選手権大阪大会は1日、大阪市東住吉区のヨドコウ桜スタジアムで決勝があり、興国が履正社を1―1からのPK戦で破り、6年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。

 興国は後半終了間際に追いつかれ、延長戦でも押され気味だったが、相手の攻撃をしのぎ、PK戦はゴールキーパーの岩瀬颯(さつき)選手(3年)が3本連続で止める活躍を見せた。

 全国大会は12月28日から東京・国立競技場など首都圏で開催される。

勝利をたぐり寄せたGK岩瀬のスーパーセーブ

 興国に6年ぶりの全国選手権出場をもたらしたのは、ゴールキーパー岩瀬選手の奮闘だった。

 押し込まれた前半、シュートによく反応して失点を防いだ。後半終了間際に追いつかれたが、PK戦では2人目から3本連続で止めるスーパープレーで優勝をたぐり寄せた。

 昨年は準決勝で履正社にPK戦の末に敗れた。雪辱を果たし、勢いを得て全国の舞台に臨む。岩瀬選手は「これをずっと夢見ていた。興国は全国選手権でまだ1度も勝っていない。まず1勝したい」と意気込んだ。

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