大リーグのワールドシリーズ(WS)第7戦は11月1日(日本時間2日)、カナダ・トロントであり、ドジャースがブルージェイズを5―4で下して、4勝3敗として連覇を達成した。
- ドジャースが連覇を成し遂げられた理由 スター軍団が見せた献身性
- 山本由伸は「世界一」 専門家が見る類いまれな技術 第7戦で好救援
勝ったチームがワールドチャンピオンに輝く大一番のマウンドを任されたのが、ドジャースの大谷だった。
「1番・投手兼DH」で先発出場したが、少なからず、中3日で登板した影響はあった。序盤から変化球の制球に苦しんだ。
修正しながらの投球だったが、三回につかまった。
スプリンガーに2打席連続安打で出塁を許すと、1死一、三塁からビシェットに中越えの先制3点本塁打を浴びた。
捉えられたのが、初回から制球に不安があった変化球。マウンド上で両手を両ひざについて、うなだれた。
三回途中、51球3失点で降板した。
山本が胴上げ投手に
ドジャースの山本が連投で、第7戦のマウンドに立った。
前夜の第6戦で96球を投げ、6回1失点に抑え勝利投手になったばかり。全身に疲れを残すコンディションながら、同点の九回に6番手で登板。
持ち前の制球力で1死一、二塁のピンチを切り抜けた。延長十回もマウンドに上がると、三者凡退に抑えた。
チームが1点を勝ち越した延長十一回も続投。1死一、三塁のピンチを招いたが、遊ゴロ併殺打に仕留めて、「胴上げ投手」になった。
一触即発の場面も
勝ったチームが優勝という一戦で、緊張が走るシーンがあった。
四回1死。ドジャースの2番手ロブレスキが、ブルージェイズのヒメネスに対し、2球続けて内角へ。
155キロの球が右手の甲付近に当たり、ヒメネスが怒った表情をロブレスキに向けた。それを引き金に、双方の選手がベンチから飛び出した。
外野のブルペンで待機していた佐々木朗希もマウンド付近へ駆けつけるなど、客席も巻き込んで騒然とした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。