■MLB ワールドシリーズ第7戦 ブルージェイズ4-5ドジャース(日本時間2日 トロント、ロジャース・センター)
ドジャースがワールドシリーズ(WS)第7戦でブルージェイズを延長戦の死闘の末に下し、球団初となるWS連覇を達成した。
前日の第6戦で先発した山本由伸(27)が“中0日”でリリーフ登板。9回に同点に追いついた直後の9回裏、1死一・二塁からサヨナラの危機を乗り越え、10回、11回と無失点で凌ぎ、チームを連覇に導いた。歴史に残る快投をみせた山本は、2009年の松井秀喜氏(ヤンキース)以来、日本人選手史上2人目のワールドシリーズMVPに輝いた。
試合後の歓喜のセレモニーを終えた山本は「いや嬉しいっすけど、もう疲れた」と達成感を口にし、「マウンド最後上がるまで本当に行くとは、なかなか信じられなかったんですけど、最高の結果になったんで、本当に出しきれてよかったなと思います」と率直な思いを明かした。
「とにかく1人ずつ抑えることだけ考えて」とこれ以上ない重圧の中でのマウンドを振り返り、見事延長11回を抑えて2回⅔(34球)を投げ切った。
MVPを獲得したことについて「いやもう最高ですけど、やっぱりこのプレーオフの試合を重ねるごとにチームの団結がどんどんなんか強いものになって、元々良いチームでしたけど、もっともっとより良いチームになって。最後も9回負けてましたけど、気持ちを一つに追いついて、もう追い越してみんなで守って最高です」と劇的な勝利の喜びをかみしめた。
最後は「応援していただいてみなさん、本当にありがとうございます。頑張って本当によかったです。また。頑張りますので、またよろしくお願いします」とメッセージを届けた。
※写真:ロバーツ監督と抱き合う山本由伸投手
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