■日本スケートボード選手権大会 ストリート決勝(2日、東京・有明)
スケートボードの日本選手権・ストリート決勝が2日、有明で行われ、男子はパリオリンピック™代表だった小野寺吟雲(15)が2年ぶり3度目の優勝、女子では織田夢海(19)が優勝し、大会3連覇となった。今大会で男女上位各2名がアジア大会日本代表に内定した。
ストリートは街にあるような階段や手すり、縁石やベンチ、壁や坂道などを模した直線的なセクション(構造物)を配したコースを自由に滑り、技の完成度で得点を競う。45秒間自由にコース内を滑るランを3本、およびベストトリック3本を行い、ランのベストスコア1本とベストトリック1本の合計点数で順位を決定する。
女子決勝、ランでトップに立ったのは日本選手権連覇中の織田夢海(19)が89.20をマーク、パリオリンピック™金メダリストの吉沢恋(16)は苦戦しながらも3本目で大技を決めて86.56で2位、終わった瞬間に目から大粒の涙が流れ落ちた。
ベストトリックでは吉沢は1本も決められず7位、織田はしっかりと技を決めて85.43をマークし優勝、2位には織田とわずか0.45差で松本雪聖(13)、3位には尾関萌衣(13)が入った。
男子は大混戦、ランで流れをつかんだのが世界選手権最年少優勝のギネス記録を持つ小野寺吟雲(15)、2度のフルメイクで93.85でトップに立った。
トリックでは大技を2度失敗し、あとが無くなったが、最後まで挑戦を続けて、成功させて96.87の高得点をマーク、大逆転で2年ぶり3度目の優勝となった。小野寺は「トリックは3本目で決まってうれしい、緊張というよりは絶対決めるという気持ちだった」と話した。今大会は「全力で頑張って自分のスタイルで攻めた」と振り返った。
※写真は左から織田夢海選手・小野寺吟雲選手
【女子ストリート結果】
優勝:織田夢海 174.63
2位:松本雪聖 174.18
3位:尾関萌衣 166.29
【男子ストリート結果】
優勝:小野寺吟雲 192.15
2位:佐々木音憧 188.55
3位:八島璃央 183.75
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