女子ゴルフ最高峰の米女子ツアーで、日本選手による新人賞争いが白熱している。
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「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(ROY)。8月にメジャーのAIG全英女子オープン、前週のメイバンク選手権(マレーシア)を制して2勝の山下美夢有(みゆう)がトップ。米ツアー本格参戦5戦目にして3月のブルーベイLPGA(中国)を制した竹田麗央(りお)が2位、5月のリビエラマヤ・オープン(メキシコ)で勝った岩井千怜(ちさと)が3位、8月のポートランド・クラシック(米国)で優勝した千怜の姉・明愛(あきえ)が続く。2人は米女子で初めてとなる双子のトーナメント覇者となった。
ROYは優勝150、2位80、3位75と順位に応じてポイント(P)が付与されるレース。メジャー大会は2倍になる。
Pが加算されるのは今季残り3試合。タイトルを獲得できるのは山下か竹田に絞られた。昨年の西郷真央に続く日本勢3人目の受賞となる。
米ツアーを主戦場とする4人は、日米女子ツアーの共同開催で、6日に開幕する「TOTOジャパン・クラシック」(滋賀・瀬田ゴルフコースの北コース、6616ヤード=パー72)に出場する。
2週連続優勝がかかる世界ランキング4位の山下は「(タイトルや連勝は)あまり意識していなくて、普段と変わらないことが大事。優勝を一番にめざしたい」。山下に206P差で、同13位の竹田は「まだチャンスはあると思う。ベストを尽くしたい」と語った。
大会には古江彩佳、勝みなみ、畑岡奈紗、馬場咲希、吉田優利、同3位のミンジー・リー(豪州)ら米ツアーメンバーのほか、国内の35人が臨む。
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