肩を組むノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(左)と弟の善斗=6日、羽田空港
今季限りで現役を引退するノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(北野建設)が6日、ワールドカップの事前合宿を行うフィンランドへの出発前に羽田空港で取材に応じ「最大の目標の五輪に向けて、開幕戦からいいスタートを切りたい」と笑顔で抱負を語った。
五輪3大会連続でメダルに輝いた37歳のベテランも、近年は思うような成績を残せていない。厳しい現状を自覚しながらも「準備は十分にしてきた。経験と気合で、何とか調子を上げていきたい」と意地をにじませた。
弟の善斗(北野建設)は、最後のシーズンに向かう兄へ「コンバインド(複合)の完成形に近く、すごい選手。その姿を最後まで貫いてほしい」とエールを送った。(共同通信)
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