JVA(日本バレーボール協会)は、8月22日(金)からタイで開催される「2025女子世界選手権大会」に参加する女子日本代表チームの出場選手14人を発表しました。

失意のパリオリンピックから9か月。フェルハト・アクバシュ新監督のもと、新たなメンバーとともに5月にスタートした今シーズンのバレーボール女子日本代表。6月から7月にかけて行われたVNL(バレーボールネーションズリーグ)では、試合を重ねるごとにチーム力が熟成、抜群のチームワークでベスト4進出を果たしました。

その女子日本代表が、今シーズンの最大の目標と掲げる世界選手権。注目のメンバーには、VNLの3位決定戦、ポーランドとのメダルをかけた一戦で悔しさを味わったメンバーがそのまま出場選手として登録されました。

アタッカー陣は、主将の石川真佑選手、和田由紀子選手、佐藤淑乃選手といったVNLで主力を担った3人に加えて、21歳の北窓絢音選手、19歳の秋本美空選手がメンバー入り。攻撃の司令塔となるセッターには、関菜々巳選手と中川つかさ選手の2人。ブロックの要となるMB陣には、ベテランの島村春世選手ら代表経験豊富な4人。レシーバー陣には、リベロとして登録された小島満菜美選手、福留慧美選手に加えて、アウトサイドヒッターとして登録も埼玉上尾メディックスではリベロを務めている岩澤実育選手がレシーバーとしてメンバーに名を連ねました。

24から32に参加国が拡大して開催される今回の世界選手権は8月22日(金)に開幕。4か国ずつ8つの組に分かれて1回戦総当たりで行われる予選ラウンドでは、日本は8月23日(土)にカメルーン、25日(月)にウクライナ、27日(水)にセルビアと対戦。4か国の中で上位2チームに入れば、準々決勝進出をかけて各組の上位が激突するラウンド16に進みます。

9月3日(水)、4日(木)に準々決勝、9月6日(土)に準決勝が行われて最終順位が決定するファイナルが行われるのは9月7日(日)。

アクバシュ監督が、就任の際、選手たちに対して口にしたのは、「チーム全員の力を結集し困難を乗り越え、世界に挑み目標を達成しましょう」の言葉。選手と共に戦う指揮官のもと、果たして、VNLのメダルをかけた一戦での悔しさをバネに、チーム全員が一体となって「困難を乗り越える回復力」を示すことができるのか、女子日本代表の熱い戦いに注目です。


【バレーボール女子日本代表 2025女子世界選手権大会出場選手】(14人)
背番号 氏名 ポジション 所属

2  荒木彩花  MB(SAGA久光スプリングス)
3  島村春世  MB(ぺッパー貯蓄銀行AIペッパーズ 韓国)
4 ◎石川真佑  OH(イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァ―ラ イタリア)
6  関菜々巳  S (UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ イタリア)
8  小島満菜美 L (LOVBソルトレークバレーボール アメリカ)
11 山田二千華 MB(NECレッドロケッツ川崎)
12 福留慧美  L (ヴィクトリーナ姫路)
13 和田由紀子 OH(NECレッドロケッツ川崎)
15 宮部藍梨  MB(ヴィクトリーナ姫路)
19 岩澤実育  L (埼玉上尾メディックス)*登録はOH
22 中川つかさ S (NECレッドロケッツ川崎)
26 佐藤淑乃  OH(NECレッドロケッツ川崎)
30 北窓絢音  OH(SAGA久光スプリングス)
33 秋本美空  OH(ヴィクトリーナ姫路)
◎は、キャプテン

ポジション
S:セッター OH:アウトサイドヒッター  MB:ミドルブロッカー L:リベロ

【試合日程(予選ラウンド)】※時間は日本時間
8月23日 (土) 日本 対 カメルーン(午後7時~)
8月25日(月) 日本 対 ウクライナ(午後7時~)
8月27日(水) 日本 対 セルビア(午後7時~)

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