第105回全国高校ラグビー大会「花園」への出場権をかけた愛知県大会準決勝が春日井市の朝宮公園陸上競技場で行われた。
ラスト1プレーでの逆転劇
西陵29-24旭野(第1地区)
一進一退の攻防が続いたこの試合。後半17分に西陵が3つ目のトライを奪い22-12と10点差をつけた。
しかし、試合時間も残りわずかとなった後半24分と28分に旭野が連続でトライを奪い22-24と逆転に成功した。

このまま試合が終わるかに思われた後半30分すぎ、西陵の攻撃が途切れることなく続き、ついに後半38分、山田侑矢がトライを奪取。コンバージョンキックが成功した瞬間、ノーサイドの笛が鳴り、ラスト1プレーで逆転に成功。
西陵商業時代に全国制覇した伝統校が5年ぶりの花園出場なるか。劇的勝利で決勝進出を決めた。

実力校が本領発揮
栄徳69-0瀬戸西(第2地区)
私立の実力校・栄徳と花園出場経験もある県立の瀬戸西の試合。

初の花園を目指す2校が手に汗握る大接戦
名古屋15-7三好(第2地区)
5年連続で愛知県大会決勝で敗れ、花園出場を逃してきた名古屋。前半11分に先制のトライを奪うが、すぐに三好が逆転に成功。前半を終えて5-7と名古屋が追う展開となった。

王者相手に一矢報いる2トライ
中部大学春日丘66-12同朋(第1地区)
12大会連続14回の花園出場を誇る中部大学春日丘が序盤から圧倒し、前半を終えて40対0と大きくリードを奪った。

決勝は11月15日、アジア・アジアパラ競技大会に向けて改修工事が行われたパロマ瑞穂ラグビー場で行われる。第1地区は中部大学春日丘vs西陵。第2地区は名古屋vs栄徳のカードとなった。
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