シーズンを通して各ポジションで最も守備力に卓越した選手を記者投票によって選出する守備の“ベストナイン”、「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日、発表された。阪神からはセ・リーグで史上最多となる7人が選出された。

セ・リーグは、リーグ制覇を果たした阪神から、最多となる7人が選出。本塁打・打点の“二冠王”の佐藤輝明(26、阪神)が守備面でもタイトルを獲得した。捕手は坂本誠志郎(32、阪神)が225票、2位に207票差をつけて捕手ではダントツの得票数。一塁手の大山悠輔(30、阪神)は140試合、1274の守備機会でわずか6つの失策と安定感の守備を見せ、両リーグ通じて最多の244票を獲得した。

パ・リーグでは日本一となったソフトバンクから二塁手の牧原大成(33)と外野手の周東佑京(29)の2人。投手では沢村賞を獲得した伊藤大海(28、日本ハム)が初受賞となった。

票が割れた遊撃手は、7年連続受賞者の源田壮亮(32、西武)を5票差で上回った紅林弘太郎(23、オリックス)が初受賞。表彰式での衣装が注目される外野手の辰己涼介(28、楽天)は5年連続5回目の受賞となった。

初受賞はセ・リーグが佐藤、森下翔太(25、阪神)、村上頌樹(27、阪神)、泉口友汰(26、巨人)の4人。パ・リーグは伊藤、牧原大成(33、ソフトバンク)など、リーグ過去最多タイ(第1回を除く)となる6人の、合計10人となった。また、広島、DeNA、ヤクルト・ロッテからの選出はなかった。表彰式は27日に行われる。

<受賞者一覧>
■セ・リーグ
【投手】
村上頌樹(27、阪神)122票 初受賞

【捕手】
坂本誠志郎(32、阪神)225票 2年ぶり2回目

【一塁手】
大山悠輔(30、阪神)244票 2年ぶり2回目

【二塁手】
中野拓夢(29、阪神)196票 2年ぶり2回目

【三塁手】
佐藤輝明(26、阪神)220票 初受賞

【遊撃手】
泉口友汰(26、巨人)165票 初受賞

【外野手】
岡林勇希(23、中日)228票 4年連続4回目    
近本光司(31、阪神)218票 5年連続5回目
森下翔太(25、阪神)127票 初受賞

■パ・リーグ
【投手】
伊藤大海(28、日本ハム)131票 初受賞

【捕手】
若月健矢(30、オリックス)124票 2年ぶり2回目

【一塁手】
T.ネビン(28、西武)162票 初受賞

【二塁手】
牧原大成(33、ソフトバンク)103票 初受賞

【三塁手】
村林一輝(28、楽天)117票 初受賞

【遊撃手】
紅林弘太郎(23、オリックス)79票 初受賞

【外野手】
周東佑京(29、ソフトバンク)147票 2年連続2回目
辰己涼介(28、楽天)129票 5年連続5回目
西川愛也(26、西武)96票 初受賞  

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。