MLBで今シーズン最も活躍した選手に贈られるMVPが日本時間14日に発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平(31)が“満票”で獲得した。
エンゼルス時代の21年、23年、ドジャースに移籍した24年に続き、リーグをまたいで3年連続通算4度目の栄冠を手にした。4度目の受賞はバリー・ボンズ氏の最多7度に次いでメジャー歴代単独2位。3年連続の受賞もボンズ氏の4年連続(01~04年)以来、史上2人目の快挙。またドジャースの選手としては、連続受賞は初の偉業となり、記録づくめのMVPとなった。
MVPは全米野球記者協会(BBWAA)所属の会員30人が投票し、大谷は初受賞の21年と23年、24年同様、今年も全員が1位票を投じる“満票”でMVPに輝いた。“満票MVP”の複数回受賞はメジャー史上大谷1人のみで、自身の記録をさらに更新。
今年のナ・リーグMVPは最終候補者として、本塁打&打点で2冠のカイル・シュワーバー(32、フィリーズ)、43本塁打(リーグ3位)で盗塁王を獲得したメッツの主砲フアン・ソト(27)が残ったが、この日MLBネットワークの番組内で結果が発表され、ワールドシリーズで激闘を見せたブルージェイズのベンチコーチ、D.マッティングリー氏から名前を呼ばれると横の真美子夫人と笑顔で顔を見合わせて、デコピンにキスをした。
過去MVP3度の受賞は、大谷をはじめ、かつてのチームメイトでもあるM.トラウト(34、エンゼルス)ら11人を数えたが、今年の受賞で大谷が歴代単独2位に浮上した。さらに、この日はハンク・アーロン賞、エドガー・マルティネス賞、オールMLBチームなどが発表され、大谷の受賞ラッシュに期待が高まる。
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