広島県内屈指のラグビーの強豪校、尾道高校が花園での日本一を目指し16日、県大会決勝で崇徳高校と対戦します。

尾道高校ラグビー部は19年連続20回目の優勝を目指す県内では無敵の存在です。

部員も年々増加し、現在116人。

チームを率いるのはOBで7年目の田中春助監督です。

田中春助監督
「大きなけがもなくみんな万全の状態で出来るんじゃないかと思いますし、3年生がたくさんメンバーに入っているので最後の花園に向けての試合、万全の状態で取り組んでくれると思います」

この日の練習前、一人の選手がレフリーに専念することを発表しました。

河津快レフリー
「チームのために良いレフリーがいるチームは強いチームになると思うし、不勉強なところもあるんですけど、一緒にやっていければと思います。お願いします」

キャプテンは佐藤麗斗。2つ上の兄に続き入部、体重を76キロまで増やし、体を張ったプレイはピカイチで縦への突破力が光るセンターです。

佐藤麗斗キャプテン
「比較的体は小さいんですけど、その分、スピードのあるアタックが出来てきて」

10月の国スポで大阪代表に負けたことから大きく戦術を変更しました。

その鍵を握るのがフォワード。左プロップの和田バイスキャプテンです。

和田颯紀バイスキャプテン
「今ここ1ヶ月ずっとこの練習をやってきてそれの成果が出せるかが、心配でもあり楽しみでもある」

伝統のバックスに展開するラグビーだけではなく、強いフォワードから突破していくラグビーを目指しています。

和田颯紀バイスキャプテン
「テンポ、テンポを上げて相手のディフェンスを惑わしてギャップを突くみたいな」

佐藤麗斗キャプテン
「すごくはまってる印象があるのでそのハマってる部分をもっとレベルアップしていきたいなと思います」

2年生からスクラムハーフで司令塔を担う赤迫バイスキャプテンは高校日本代表候補にも選ばれています。

赤迫周琉バイスキャプテン
「高校日本代表として自信を持ってプレイできたらと思います。先輩方の声を聞きながらコミュニケーションを取りながらやってたんですけど、今年に入ってからは自分の判断を増やしたり、自分の仕掛けをふやしたりして、自分の持ち味をもっと前に出そうと思って今年一年頑張ってきました」

3年生が主力を務める中フルバックは唯一1年生の岸本一容が担います。ランのうまさは群を抜いていると期待されています。

田中監督は去年よりも上位にいけると自信を深めています。

田中春助監督
「見ている人たちが楽しいラグビーをするって言うのはずっと変わらずボールがアグレッシブに動くラグビーを準備していきたいなと思いますので皆さんに応援していただければいいなと思います」

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