甲子園で16年ぶりにベスト4まで勝ち進んだ県立岐阜商業の選手たちが、きょう午後、母校に凱旋。学校関係者や家族らが出迎えました。

(県岐商・キャプテン 河崎広貴選手)
「このたびはたくさんの応援、ありがとうございました。甲子園という大きな舞台で5回もプレーできたのも、みなさんのおかげです」

大会では左手にハンデがある横山温大選手の活躍が注目されましたが、晴れ晴れとした表情で母校に帰ってきました。

(県岐商 3年・横山温大選手)
「支えがあったから、ここまで来られたので、そこに感謝したい。久しぶりにこの景色を見て懐かしい。岐阜県がいい場所だなと改めて思いました」

(横山選手の母・尚美さん)
「彼の18年間の中で一番いろんなことがあって、自分の人生観とかも変わった3年間だったんじゃないかな」

親子3代 県岐商野球部「早く家族の顔が見たい」

また、親子3代・県岐商野球部、頼れる4番の坂口路歩(ろあ)選手も元気に凱旋。

(県岐商 3年・坂口路歩選手)
「日本一には届かなかったけど、自分でも胸を張れる結果だった。早く家族の顔が見たい。これからの人生においても、いい経験だった」

(坂口選手の父・輝光さん)
「よくやった。結果ベスト4まで行ったのはすごく成長したんじゃないかな」

(坂口選手の祖父・清貴さん)
「さわやかな顔をしていたので、うれしい限りです。彼らにとっても家族にとっても長い3週間だったけど、こんな素晴らしい3週間なかったです」

そして、準決勝は10回164球の熱投でした。2年生エース柴田蒼亮(そうすけ)選手は…

(県岐商・柴田蒼亮選手)
「ここまでやってこられたのは、応援してくださった方々のおかげなので、感謝の気持ちを伝えたいです」
Q.来年甲子園に戻りたい考えはある?
「あります」
Q.そこで目指すものは?
「全国制覇です」

県岐商野球部は、ことしで創部100年です。

(田中希宜記者)
「見てください。多くのトロフィーが並んでいます。伝統校の重みを感じます」

OBには、ドラゴンズ元監督の高木守道さんらがいます。今大会で春夏通じ甲子園での勝利数を全国の公立高校トップの91勝まで伸ばしました。伝統校「県岐商」の夏の活躍に地元はきょうも沸きました。

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