日本野球機構(NPB)と、国内のアマチュア野球界を代表する全日本野球協会(BFJ)で構成される日本野球協議会(2016年発足)は15日、「全日本野球サミット」を東京都内で初めて開催した。全国の野球関係者135人が参加。部活動の地域展開の影響で中学生世代の競技離れが懸念されているなか、プロアマが一体となって各地の取り組みを共有し、今後の課題について議論を繰り広げた。

 パネルディスカッションには、アンバサダーを務める侍ジャパン元監督の栗山英樹さん、元日本ハムの斎藤佑樹さんらが参加した。

 栗山さんは「野球を続けるかどうかは中学校がすごく重要。みんなで知恵を絞りたい」と話し、斎藤さんは「ピンチだけどチャンスでもあると思う。野球界がどう牽引(けんいん)できるか議論できたのではないか」と語った。

 終盤に登壇した、野球振興に取り組む一般財団法人「球心会」代表の王貞治さんは「これまで野球はセクショナリズムで全部やってきた。このサミットができたことは野球界にとってすごく良かった」。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。