プロ野球巨人からドラフト5位で指名された沖縄電力内野手の小濱佑斗(24)は16日、那覇市のロワジールホテルで球団との入団交渉に臨み、契約金5千万円、年俸1千万円(金額は推定)で仮契約を交わした。背番号は「33」に決まった。
背番号「33」は「ミスタープロ野球」と呼ばれ、6月に死去した長嶋茂雄さんが監督時代に一時期付けていた。小濱は「本当に光栄なこと。期待に応えられるようなプレーをしていきたい」と意欲を語った。
仮契約を終え、「プロの世界でやっていくと改めて実感した。常に試合に出続けられる、チームに必要とされる選手になりたい」と意気込んだ。年明けの新人合同自主トレに向け、二塁手や三塁手にも取り組み、打撃ではスイングを見直したいという。
これで巨人の県出身選手は5人となる。「2月のキャンプでしっかりアピールできるよう準備したい。沖縄キャンプも含めたペナントレースで県勢が活躍し、いいニュースを届けたい」と語った。
巨人の水野雄仁編成本部長は「今年の都市対抗でも非常にいい動きをしていた。泉口友汰や門脇誠もいてライバルは多いが、持ち味を出してレギュラー争いに加わってほしい」と期待した。
小濱は身長180センチ、体重83キロの遊撃手。中部商高を卒業後に沖電入りし、今季は主将を務めた。
(又吉宏宜)
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