16日に行われた全国大会への切符をかけた中国中学校駅伝。大逆転あり、圧巻の走りあり、中学生たちが熱い走りを見せました。

東広島運動公園で行われた中国中学校駅伝。地区予選を勝ち抜いた男女それぞれ56チームが出場しました。

最初に行われたのは女子のレース。
エースが集う1区では甲田の2年生・光永千晴が最終盤の追い上げで見事、区間賞を獲得。

一方、連覇を狙う熊野東のキャプテン佛圓真帆美も4位と、上位でたすきを渡します。

2区では、その熊野東の竹下光珠が区間賞の活躍でトップに躍り出ます。

11年ぶりの優勝か 連覇か 最後はトラック勝負に

しかし、ほかのチームも黙っていません。11年ぶりの優勝を狙う八本松が4区・田中莉愛菜で逆転し、トップに立ちます。連覇を狙う熊野東に23秒差をつけ、勝負は最終5区へ。

「20秒差以内なら逆転可能」と目論む熊野東はアンカー中尾朱里がトップを走る八本松を猛追。徐々にその差を詰め決着は最後のトラックまでもつれ込みます。

(実況 坂上俊次アナウンサー)「きたきた!熊野東が逆転」

熊野東が連覇を達成。2年連続2度目の全国の切符を手にしました。

熊野東・佛圓真帆美主将
「今年はしっかり去年を超えるリベンジの走りをして、キャプテンとして引っ張ってチームの目標を達成出来るように」

男子の部 1区は注目ランナー対決に

一方、男子の部では、1区は注目のランナー対決。坂の水戸拓真と大門の栗栖悠人の、激しいつばぜり合いが続きますが、トラック目前で大門の栗栖がラストスパートで先頭に。

最後は突き放し、区間新記録をマークします。

熊野東「女子の優勝で気合い入った」

一方「女子の優勝でさらに気合いが入った」という熊野東。

2区で池本孝太郎が区間賞の走りですぐさま逆転し、トップに躍り出ます。

熊野東はその後も、各区間、上位のタイムでたすきを繋ぐ快走。最後まで盤石の走りを見せた男子は29年ぶり3度目の優勝しました。

熊野東は学校史上初の男女アベック優勝を成し遂げました。

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