■ダイヤモンドリーグ(DL)第14戦 ブリュッセル大会(日本時間23日、ベルギー・ブリュッセル)

陸上の世界最高峰シリーズ戦ダイヤモンドリーグの第14戦は日本時間の23日、ベルギーのブリュッセルで行われ、東京2025世界陸上代表の田中希実(25、New Balance)が女子5000mに出場、14分37秒19で9着に入った。

2年前のDLブリュッセル大会で14分29秒18の日本記録をマークした田中。そんな縁起のいい大会は序盤、先頭の3選手が飛ばし田中は第2集団の後方についた。残り3周に入ると、徐々に順位を上げていく。そして第2集団のトップでラスト1周に入った田中だったが、後続の選手に抜かれ、9着でのフィニッシュとなった。優勝したのは、レース中盤で独走状態となったケニアのA.J.ンゲティッチ(24)。タイムは14分24秒99だった。

田中は2021年東京オリンピック™で日本初の1500m入賞を果たし、23年世界陸上ブダペストでは5000mで日本初の14分40秒切りで8位入賞。今年9月に行われる東京世界陸上も1500mと5000mの2種目で代表入りを決めた。5000mでは7月のDLロンドン大会で、今季ベストとなる14分34秒10をマークした。

真野友博選手

男子走高跳に出場した真野友博(28、九電工)は、2m18の跳躍で4位に入った。優勝は、2m25を1回目で跳んだO.ドロシュチュク(24、ウクライナ)だった。

真野は7月の日本選手権でただ1人2m29のジャンプに成功し、3年ぶり3回目の優勝を飾った。一方、15日に福井で行われた「アスリート・ナイト・ゲームズ」で瀬古優斗(27、FAAS)が、2m33の東京2025世界陸上参加標準記録をクリア、日本記録の2m35にあと2cmと迫る日本歴代2位タイの跳躍を見せ、一躍代表入りに一歩前進した。

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