■大相撲九州場所 11日目(19日、福岡国際センター)

横綱・大の里(25、二所ノ関)は結びの一番で小結・隆の勝(31、常盤山)に引き落としで敗れ、横綱昇進3場所目で初の連敗を喫した。優勝争いは9勝2敗で大の里、横綱・豊昇龍(26、立浪)、関脇・安青錦(21、安治川)の3人が並ぶ混戦の展開となった。

立ち合い、隆の勝の右のど輪攻めをこらえ、前に出ようとしたが、大の里の踏み込んだ左足が滑ってバランスを崩し、引き落としに屈した。連敗は大関時代の1月の初場所4日目(阿炎)・5日目(王鵬)以来、今年で2度目。

1敗で大の里と首位を走っていた安青錦は義ノ富士(24、伊勢ヶ濱)に敗れ2敗に後退。前日大の里を撃破し、金星を獲得した義ノ富士の力強い突きに圧倒され、土俵を割った。

2敗で追う横綱・豊昇龍は関脇・王鵬(25、大嶽)を寄り倒しで下し、5連勝で大の里に並んだ。

十両は藤凌駕(22、藤島)が1敗を守り、10勝1敗で単独首位。2敗力士が消え、朝乃山(31、高砂)ら4人が3敗で追う展開となった。

【幕内優勝争い】
2敗)大の里、豊昇龍、安青錦
3敗)時疾風、錦富士、義ノ富士

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。