“市民マラソン” が窮地に陥っています。大会経費の高騰などの影響で、来年の「おきなわマラソン」は休止が発表されました。来月開催のNAHAマラソンも、出場者の減少などの影響があり、去年まで厳しい運営が続いていました。全国的なブームとなった時代を経て、今は「飽和状態」と言われる市民マラソン大会の今を考えます。
右肩上がりに増えていた「市民マラソン」
去年のNAHAマラソンの声援:
「愛のスポンジ、愛のスポンジ、愛のスポンジですよ…! 」
2006年度は全国で50大会ありましたが、コロナ禍で大会中止が相次いだ時期をのぞき右肩上がりの増加を続け、2024年度は92大会にまで増えました。
しかしこの「マラソンブーム」には、課題も見え始めています。
物価高で経費高騰、赤字大会も
今月発表された「おきなわマラソン」の休止。
開催30回の歴史を誇りますが、2年連続の赤字などを理由に、来年2月の開催は見送りに。
次年度の再開を目指すと発表しました。
実行委員会事務局によると、大会開催の経費は、物価高などの影響でコロナ禍前の1.5倍~1.8倍ほどに高騰していたといいます。
一方で全国には、今も募集開始から1日で定員に達する大会や、定員を超える応募で抽選となる大会もあります。
ジョガーに選ばれる大会になるためには、どんなことが必要なのでしょうか。
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