■フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦 フィンランド大会(日本時間22日、ヘルシンキ)
男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)3位の鍵山優真(22、オリエンタルバイオ/中京大)がフリー1位の演技を披露し、合計270.45点で逆転優勝を果たした。
GPシリーズ第4戦のNHK杯を制した鍵山は、2連勝で12月に行われるGPファイナル(名古屋)進出を果たした。
前日はジャンプの転倒が響き、88.16点の3位スタートの鍵山。冒頭で前日転倒した4回転サルコウを成功させると、次の4回転ー3回転の連続トウループも着氷。中盤4回転トウループで軸が傾き転倒してしまったが、オペラ曲「トゥーランドット」の壮大な曲調に合わせ、力強いステップを刻み、スピンでも観客を沸かせた。キス・アンド・クライでは得点が出ると笑顔はなかったが何度か頷き、他選手の結果を待った。
SPの首位のアダム・シャオ イム ファ(24、フランス)は冒頭の4回転ルッツで着氷が乱れるなど、GOE(出来栄え点)で加点を得られないジャンプが続いた。鍵山とは4.34点差あったが、逆転を許して2位。第1戦のフランス大会(2位)の結果と合わせ、シャオ イム ファもファイナル進出を決めた。
SP7位の山本草太(25、MIXI)は、4回転ー3回転の連続トウループは成功したが、続く単発の4回転トウループで転倒。だが後半はジャンプで大きく崩れることなく、安定したスケーティングを披露し、得点を伸ばしていった。演技後は力を出し切った表情でリンクに座り込み、立ち上がって観客の声援に応えた。
【男子シングル結果】
1)鍵山優真 270.45点
2)アダム・シャオ イム ファ 256.98点
3)スティーブン・ゴゴレフ 253.61点
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6)山本草太 238.45点
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