サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグです。日本人選手に加えワールドカップで対戦するかもしれない選手たちのスーパープレーを内田篤人さんと見ていきます。
■南野拓実“日本人最多ゴール”更新
モナコの南野拓実選手(30)はチャンピオンズリーグ通算28試合目。内田さんの記録まであと1試合なんです。
「どんどん超えていってほしいです」
白のモナコは前半5分。南野選手が味方へボールを預けるとゴール前へ。そして最後は、南野選手がワンタッチで決めました!
「南野選手のいいプレーが全部詰まっていました。まず動きを止めないんです。そしてフォワードが引っ張って空けてくれたスペースに飛び込んで、ワンタッチのシュート。ここのワンタッチのシュートもですが、要求する手が素晴らしいです。タイミングがとりづらいシュートでした」
日本人最多を更新するチャンピオンズリーグ累計6ゴール目でした。
さらに、エンドが変わった後半でした。
「ここからまた動きながらディフェンダーの出てこれない所で、ボールをもらって味方にパス、ファーストタッチが素晴らしい位置に。スピードを落とさないように」
南野選手が攻撃を牽引(けんいん)し、アウェーで勝ち点1を得ました。
■エムバペ 超速ゴールラッシュ
スペインのレアル・マドリードはギリシャのオリンピアコスのホームに乗り込んでの一戦。フランス代表・エムバペ選手が大暴れだったんです。
青のレアルは前半22分、前線へのパスに反応したエムバペ選手が決めました!
「ビニシウス選手のパスも素晴らしいんですが、エムバペ選手のゴールキーパーの股下をぶち抜くいいシュートでした」
そのエムバペ選手は2分後です。右サイドからのクロスに頭で合わせて2点目。さらにエムバペ選手は29分、裏に抜け出します。
「これだけフリーなら彼にとっては簡単なゴールに見えるんですが、トラップを見てください。ちょっとアウト、つま先ぐらいでピタッと止めるんです。ピタッと止めるとゴールキーパーが前に出るタイミングがなくて、シュートコースが空くんです」
これでハットトリックのエムバペ選手。わずか6分42秒での達成は大会史上2番目の早さなんです。
そして後半にも、エムバペ選手は4ゴールと大暴れ。この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝きました。
■前回王者引っ張る“世界的司令塔”
続いて、前回王者パリ・サンジェルマンには世界唯一の選手がいるんです。
「ポルトガル代表の25歳、ビティーニャ選手です。ただ1人、2シーズン連続大会ベストイレブンに選ばれた世界屈指の司令塔です」
黒のユニホームパリ・サンジェルマンは1点リードされた前半45分です。
ビティーニャ選手がここから見事なシュートでした!
「トラップ1回、止めたいんですが、相手ディフェンダーが出てきているんでダイレクトで打ちました。ボールをふかさないようにきれいに体をかぶせて、振り抜きながらミートする。リラックスしています。角度を変えてみるととんでもなく変化しているボールなんです。グイっと!キーパーはこれはとれないです」
エンドが変わった後半8分。またもビティーニャ選手。今度は左足で決めました!
「ここはトラップがうまくて、右の外に持っていくことによって、ディフェンダー全体がずれて空いたスペースに左足。ここを通すんです。よく見ると、ディフェンダーがよけているんですよ。これは監督に怒られます」
その後もゴールを決めたビティーニャ選手がキャリアで初となるハットトリック。ワールドカップも非常に楽しみです。
■内田解説 注目!迫るW杯抽選会
ワールドカップは来年6月に開幕するんですが、その組み合わせ抽選会が来週6日に迫っています。26日に抽選会の詳細がFIFAから正式に発表されました。
「今回から出場チームの数が32チームから48チームに増えました。この48チームが4つのポットに、基本的にはFIFAランキング順に12チームずつ振り分けられています。ポット1には開催国3チーム。その後はランキングで強い順に並んでいるわけです」
そして気になる日本ですが、史上初めてポット2に入りました。この各ポットから1チームずつ選ばれて1つのグループになって12グループができていくということです。
■“3つの注目点”どうなる!?日本の対戦国
今回、内田さんには抽選に向けてポイントを挙げていただきました。
「ポイントは3つです。1つ目、ポット1のどのチームと一緒になるのか。開催国なのか、それとも強豪チームのグループに入るのか」
ポット1のチームのどこかと当たらないといけないので、スペインなどランキング1位といった強豪国よりかは、開催国の3チームの中のどれかが比較的いいのかなと思うんですが、いかがですか?
「比較的いいんですが、ファンやサポーターが多いですからまたそこも楽しみなところです。そして、2つ目。怖いのはポット3のノルウェー。世界的ストライカーのハーランド選手がいます」
「ヨーロッパ予選を全勝で勝ち上がってきているんです。FIFAランキング29位なんですが、絶対にもっと強い!29位じゃない。ランキング以上の実力があると思います」
ポット3も侮れないです。例えば、エジプトには世界的ストライカーのサラー選手がいたり、ポット3の国も数字通りではない、油断できないです。
「開催しないと分からない。非常に楽しみです。そして、3つ目。ヨーロッパプレーオフAになります。ポット4にはまだ出場が決まっていないプレーオフの勝者6チームもいます。その中でも、何とイタリアがここにいるんです。もし3月のプレーオフを勝ち上がってきたら、このイタリアがどこに入るかで死の組が決まります」
内田さんの以上のポイントを踏まえて、今だからできること。日本の対戦相手をシミュレーションしてみます。今だからできる、妄想です。
「まず日本。そして、ノルウェーも入ってきます。イタリア、そしてアルゼンチンなんてきたら、前回の優勝国ですので、非常に楽しみじゃないかなと」
そのグループCはちょっと厳しいので、簡単な相手というのはないですが、例えばやや戦いやすいグループを作るとしたら?
「そうなると、グループBのカナダ、南アフリカ、ニュージーランドのところに日本が入るといいかなと思います。ただ、同じグループにはヨーロッパ2カ国以上入らないということもありますので」
答え合わせは来月6日に抽選会が行われるということで、どこが来ても今の森保ジャパンは…。
「やってくれるんじゃないかなと思っています」
(「報道ステーション」2025年11月27日放送分より)
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