ロコ・ソラーレはピョンチャン大会で銅メダル、北京大会で銀メダルとオリンピックで2大会連続のメダルを獲得していて、来月、北海道稚内市で開かれるミラノ・コルティナ大会世界最終予選の代表決定戦に臨みます。

チームは先月から北海道内の各地で大会を転戦していて、24日は代表決定戦前最後の実戦となる北見市で開かれた大会に出場し、決勝でことしの日本選手権で準優勝した強豪の北海道銀行と対戦しました。

ロコ・ソラーレは0対0と同点の第2エンド、不利な先攻ながら的確にショットをつないで、ハウスと呼ばれる円の中心に効果的にストーンを集め、相手のミスを誘って一挙に3点をスチールしました。

その後、3点リードの第5エンドには、スキップの藤澤五月選手がラストショットで円の中心近くに正確に寄せて2点を奪い、リードを広げました。

このあと3点を奪われましたが、最終の第8エンド、複数得点をねらう相手の攻撃を退け、6対4で競り勝ちました。

ロコ・ソラーレは予選リーグから全勝で優勝し、来月の大一番へ弾みをつけました。

カーリング女子の代表決定戦は来月11日から競技が行われ、ロコ・ソラーレとフォルティウス、それにSC軽井沢クラブが代表の座を争います。

藤澤五月「自信をもって代表決定戦に臨める」

ロコ・ソラーレの司令塔、スキップの藤澤五月選手は「対戦成績で分の悪い北海道銀行を相手に勝ちきれたという部分では、技術的にもそうだが、自信をもって代表決定戦に臨むことができる。すごく有意義な決勝だったと思う」と試合を振り返りました。

そのうえで、稚内市と札幌市、北見市の3か所のアイスリンクを転戦して試合を経験したことについて「それぞれ違う環境の中で戦うことができたので、代表決定戦がどんな状態のアイスになっても自分たちの技術と練習を思い出してショットにつなげることができればいけるという自信がついた。あとは体調を整えて自信をもって臨みたい」と手応えを口にしていました。

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