■MLB パドレス―ドジャース(日本時間25日、ペトコ・パーク)

ドジャースの山本由伸(27)が敵地でのパドレス戦に今季25度目の先発、6回、92球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振6、四死球2、失点2(自責点2)。3回に逆転ツーランを許したが、気持ちを切り替えて6回2失点、7回にはキャッチャーのD.ラッシング(24)が3号勝ち越し弾と勝ち投手の権利を持って降板となった。

17日に27歳の誕生日を迎えて、誕生日後初のマウンドとなった19日のロッキーズ戦では7回3失点も勝敗はつかなかった。今季ラストとなったパドレスとの直接対決で連敗で首位陥落したドジャースは今季10勝とチーム勝ち頭の山本にマウンドを託した。

パドレスとの直接対決最終戦、山本がマウンドへ上がる前の1回表、1番・大谷翔平(31)がボールを見極めて四球で出塁すると、ここから無死満塁のチャンス。4番・T.ヘルナンデス(32)が完璧に捉えて打球はセンターへ、ここでパドレスのセンター・R.ローレアーノ(31)がフェンス際でジャンプして、ホームラン性の打球をキャッチ、それでも3塁走者の大谷がホームに還り、犠牲フライで1点を先制した。

立ち上がりの1回、1番・F.タティースJr(26)に粘られると、フルカウントからの9球目、内角の際どいコースを取ってもらえずに四球、先頭打者の出塁を許したが、2番・L.アライズ(28)をカウント1-2と追い込むとカーブでセカンドゴロ併殺打。最高の形でピンチの芽を摘み取った。

2回は先頭打者を打ち取ると、5番・X.ボガーツ(32)は外角低め157キロのストレートで空振り三振、6番・左打者のG.シーツ(29)には外角に逃げていくシンカーで空振り三振と3者凡退に抑えた。

1対0で迎えた3回、1死から8番・J.クローネンワース(31)にこの試合初ヒットを打たれると、9番・E.ディアズ(34)にはカウント2-2と追い込んだが、勝負球が内角高めに甘く入り、レフトスタンドへ6号逆転ツーランを浴びた。

4回は3者凡退に抑えた山本は5回、先頭の6番・シーツにツーベースを打たれるなど、1死一、二塁のピンチを迎え、前の打席で逆転ツーランを打たれた9番・ディアズ、ここではカットボールでタイミングを外してライトフライ、そして、1番・タティースJrをサードゴロに打ち取り無失点に抑えた。

6回には打線が援護し、1死から3番・フリーマンがピべッタのストレートを捉えて、センターへ17号ソロ、同点に追いついた。同点に追いついてもらった山本は6回、ヒットを許したが、パドレス打線を無失点に抑えた。

ドジャースは7回、1死一、二塁で9番・D.ラッシング(24)がパドレス2人目、左腕のJ.エストラーダ(26)からライトスタンドへ今季3号の勝ち越しスリーラン、ここまで山本をリードしてきた相棒が大きな援護弾、山本もベンチで大きく手をあげて喜びを表した。

さらに2死一塁で3番・フリーマンが2打席連続と18号ツーランで追加点。山本は6回で降板、6回、92球を投げて、被安打4(1本塁打)、奪三振6、四死球2、失点2(自責点2)、勝ち投手の権利を持ってマウンドを中継ぎに託した。

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