中学校の野球部に試合の機会を、増やそうと、新設された野球大会の決勝戦が12月7日に広島市内でおこなわれました。

教員への負担減などを理由に、公式大会が減る中、中国新聞社と広島市の共催で開かれたのが「中国新聞杯広島市中学校軟式野球大会」です。
市内の中学校野球部46チーム889人が参加した大会では、各チームの登録選手の人数に制限がなく、より多くの部員に出場のチャンスが与えられました。公式大会に初めて出場した学生は「代走で初めて(試合に)出ることができ嬉しかったし、自分で1点を入れることができた」と喜びをかみしめました。
決勝戦ではAグループは宇品中と清和中が対戦
Aグループは8対1で宇品中が勝利を収め優勝。Bグループは高陽中が広大附属中を破り優勝しました。Aグループ優勝校・宇品中学校野球部・城戸響太キャプテンは「この大会ができ、そこに向けて挑戦しようとみんなで力を合わして練習に取り組めた」と振り返りました。
また審判を担当する教員の負担軽減と将来の審判育成のため、広島東洋カープが協力。球団が養成する学生審判が派遣され、主審や塁審を務めました。
試合をジャッジした山陽高校野球部・景山南海キャプテンは「審判の目線からプレーを見ると、野球の知識が増えプレーの考え方も変わった」と収穫を語りました。
中国新聞社は、部活動の地域移行を見据えた一環として、来年以降も開催したい意向を示しています。
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