サッカーの皇后杯全日本女子選手権(朝日新聞社など後援)は14日、京都・サンガスタジアム by KYOCERAで準決勝があり、初優勝をめざす広島と2大会ぶり8度目の優勝を狙うINAC神戸のWEリーグ勢が決勝に進んだ。広島は前半の3ゴールで主導権を握り、セ大阪ヤンマーを3―2で振り切った。INAC神戸はFW高瀬、吉田のゴールなどで、伊賀(なでしこ1部)に3―1で逆転勝ちした。決勝は来年1月1日、東京・国立競技場で行われる。
▽準決勝 広島(WEリーグ)3―2セ大阪ヤンマー(WEリーグ)、INAC神戸(WEリーグ)3―1伊賀(なでしこ1部)

広島、サイド攻略の狙いズバリ
サンフレッチェ広島レジーナはセ大阪ヤンマーレディース攻略のポイントとみていたサイド攻撃が決まった。特に日本代表でもあるFW中嶋淑乃は再三左サイドを突破して好機を演出。前半20分にチーム2点目を決めた。「相手に絶対負けない気持ちで臨んだ。たくさん勝負できた」。クラブ創設5年目で初めてたどり着いた皇后杯決勝の舞台は元日の国立競技場。「全員で勝っていい1年のスタートにしたい」


INAC神戸は逆転勝ち FW高瀬が存在感
INAC神戸レオネッサは0―1から逆転勝ち。勝ち越し点は途中出場のFW高瀬愛実。後半30分、セットプレーからの混戦の中、頭で押し込んだ。「球が来そうなところにいるのが自分の持ち味」と点取り屋らしく振り返った。チームの3点目に絡むなど短い時間でも存在感を放った。3冠を目標に掲げるチームの強みは「一体感」。その中心に35歳のベテランがいる。



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