広島東洋カープの島内颯太郎が契約更改に臨み4200万円アップの推定1億3000万円でサインしました。

島内はプロ7年目の今季、森浦と並びチーム最多の60試合に登板し、4勝29ホールドをマークしました。また失点したのはわずか6試合のみ。防御率は自身初の1点台と、勝ちパターンの一角として中チームを引っ張りました。
【60試合4勝2敗29ホールド1セーブ防御率1.40】

昨シーズン、リリーフながら11勝を挙げた島内は、今年も勝利の方程式として開幕から躍動。5月中旬まで17試合連続自責点ゼロで防御率0.00と抜群の安定感を誇りました。6月に入ると10試合連続でノーヒットピッチングを見せるとオールスターにも初めて選出。オールスター後も15試合連続無失点と暑さに負けず、主に森浦につなぐセットアッパーとして右腕を振り続けます。

迎えた8月27日の巨人戦。島内が球団の歴史を塗り替える!

3対2とリードした8回にマウンドに上がると三者凡退に抑え球団史上最多となる通算116ホールドを達成。今村猛の記録を塗り替え、カープの歴史に名を刻みました。3年連続で50試合以上に登板し、計180試合に登板しているタフネス右腕は球団から高い評価を受け約90分の交渉の末、4200万円アップの推定1億3000万円で契約を更改しました。

島内颯太郎
「評価してもらったところは3年連続で50試合以上。(守護神といった)よりいいポジションで投げたいというのはありますが、自分で決められることではない。いいところで投げさせてもらえるようなアピールをキャンプからやって選んでもらえるようにやっていきたい。(ドラ4工藤も守護神を狙うと口にするが)ルーキーに限らずみんながよりいいポジションを狙うのは当然でそういう気持ちを持ってやらないといけない。みんなで切磋琢磨しながらポジションを奪い合うぐらいの気持ちでやった方がチームは強くなる」

「優勝するチームになればなおさら勝ちパターンの出て行く機会は増えると思うので来年も60試合を目標にしたい」と語る島内

島内颯太郎
「今年だと(阪神の)石井選手が投げるとなるとどうしてもなかなか点を取ににいく雰囲気を作るのすら難しいピッチャーだったので…中日松山選手だったりも(そのように)感じていた。そういったピッチャーが控えているだけでもチームとしては強みだと思うのでそういったピッチャーに自分がなっていかないと。チームが勝つ上で(それが)必要」

島内は球団の現役日本人選手では9人目の1億円プレーヤーとなります。(12月16日現在)

来年は節目の30歳を迎える島内。栗林が先発に転向する中で、リリーフ陣の中心としてはもちろん、新選手会長として新井カープを支える役割も期待されます。

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