日本のプロスポーツ界に大きく貢献し、業績を残した選手及び団体に贈られる第55回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞の授与式典が都内で行われ、ドジャースの山本由伸(27)が大賞を受賞、プロ野球選手では2018年の大谷翔平以来となった。

山本は今季、30試合に先発し、12勝8敗、防御率は2.49、201奪三振をマーク。1年間ローテーションを守り、メジャー初の2桁勝利、200奪三振を記録した。9月7日のオリオールズ戦では9回2死までノーヒットノーラン、あと1人で大記録達成まで迫った。さらにワールドシリーズでは3度登板し3勝、6戦目では勝利投手になると、翌日7戦目でも登板し、胴上げ投手。松井秀喜以来、日本選手2人目のワールドシリーズMVPに輝いた。

会場で大賞が発表されると、山本は自席から立ち上がって大きな拍手に包まれながらステージへ。日本プロスポーツ協会会長の麻生太郎氏(85)に賞状を渡されるとやや緊張しながらも笑顔を見せた。今年のMLBオールスターゲームのレッドカーペットでは白のスーツだった山本、今回は紺色のスーツ、紺のネクタイとシックなスタイルで登場。公の場に姿を現すのは11月4日(日本時間)のワールドシリーズの優勝パレード以来に。

受賞スピーチでは「10月には2度目のワールドシリーズを経験させていただき、自分自身とても成長を感じられるシーズンを過ごすことができました。来シーズンはこの賞の名に恥じぬよう、全力を尽くしてまた頑張っていきたいと思います」と喜びを語った。

【日本プロスポーツ大賞受賞者】
■日本プロスポーツ大賞 ・NHK賞
山本由伸(野球)

■殊勲賞
小田凱人(車いすテニス)
井上尚弥(ボクシング)
上地結衣(車いすテニス)

■特別賞
福岡ソフトバンクホークス(野球)
鹿島アントラーズ(サッカー)

■最高新人賞
安青錦新大(大相撲)

■スポーツ庁功労賞
楠潤一郎(競技ダンス)
倉本昌弘(プロゴルフ)
風間深志(モーターサイクルスポーツ)
吉永一美(大相撲)
関谷正徳(四輪モータースポーツ)

■敢闘賞
L.モイネロ(野球)
岩井明愛(プロゴルフ)
岩井千怜(プロゴルフ)
日本代表 フェアリージャパン(新体操)
角田裕毅(モータースポーツ)
下田丈(モーターサイクルスポーツ)

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