■レスリング全日本選手権(18日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)
来年、愛知県・名古屋で行われるアジア大会の代表選考を兼ねたレスリングの全日本選手権が、18日に開幕した。
初日の18日には、昨年のパリオリンピック™レスリング女子76㎏級金メダリストの鏡優翔(24、サントリービバレッジソリューション)が登場。パリ五輪以来1年4か月ぶりの実戦復帰となった鏡は女子76㎏級の準々決勝で、中野咲羅(日体大)を10-0で下し準決勝進出を決めた。
決勝の相手は、昨年の全日本選抜選手権(明治杯)と全日本選手権(天皇杯)を制した山本和佳(23、東新住建)。第1ピリオドを1-0とリードして終えた鏡。第2ピリオドに入ると、相手を場外に押し出し、バックも取ってポイントを重ねる。さらに足首を取って相手を回すなど多彩な攻撃で山本を圧倒。終盤にポイントを取られたものの、13-4で勝利し、決勝へと駒を進めた。
女子76㎏級日本一をかけた決勝は明日、19日に行われる。
一方、パリ五輪男子グレコローマン60㎏級で金メダルに輝いた文田健一郎(30、ミキハウス)は、63㎏級で出場の予定だったが、怪我のため棄権すると自身のSNSで明らかにした。
*写真はパリ五輪の時の鏡優翔選手
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