■全日本フィギュアスケート選手権 最終日(21日、東京・代々木第一体育館)

日本スケート連盟は21日、ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)がこの日のフリースケーティング(FS)を棄権すると発表。

棄権理由として、三浦の左肩負傷のためと説明した。

前日はショートプログラム(SP)に出場し、非公認大会ではあるが、“世界歴代最高得点”の84.91点をマークして首位スタート。だが、直前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼するアクシデント。ショートは何とか滑り切ったが、演技後は三浦が何とか乗り越えた安堵感から涙を流し、木原が左肩を触りながら心配する様子もうかがえた。

ショートを終えた直後の三浦は「腕がずっと不安定な状態だったので、(演技後は)外れなくてよかったという涙。今日はトレーナーさんもいらっしゃるので、明日に向けてきちんと調整していきたい」と話していた。

ミラノ・コルティナ五輪のペアの日本代表枠は「2」。今大会は最終選考会ではあるが、世界選手権で2度の金、今季のGPファイナルも制覇しているりくりゅうペアは、過去の実績から代表入りは確実の状況となっている。

※写真:ショートプログラム(20日)の演技を終えた三浦と木原

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