■バレーボール 全日本選手権大会・決勝(21日、京王アリーナTOKYO)

バレーボールの日本一を決める皇后杯の決勝が行われ、昨シーズンSVリーグ初代女王の大阪マーヴェラスがNECレッドロケッツ川崎をセットカウント3ー2(26ー24、16ー25、33ー31、24ー26、17ー15)で破り、5大会ぶり2度目の優勝を飾った。

皇后杯は3回戦から登場し、ここまで全試合でストレート勝利を収めてきた大阪MV。第1セットはサマンサ・フランシス(22)のスパイクや林琴奈(26)のバックアタックで得点を重ねた。リードを許すも、キャプテンの田中瑞稀(29)が連続得点を決め、同点に追いつくと東美奈(25)のサービスエースで23ー22。その後、24ー24となるも西崎愛菜(23)の好レシーブからリセ・ファンヘッケ(33)が決めると続けて26点目も挙げ、第1セットを奪った。

第2セットはNEC川崎の佐藤淑乃(24)や山田二千華(25)らの攻撃に翻弄され大きくリードを許した。田中もアタックで果敢に攻めるが、追いつくことができず16ー25でこのセットを落とし、セットカウントを1ー1とした。

第3セットは塩出仁美(26)のツーアタックやファンヘッケのスパイクで得点を挙げた。しかし終盤は両チーム譲らぬ攻防が続き、31ー31と手に汗握る展開に。それでも田中が勝負強さを見せるなど連続ポイントを挙げた大阪MV。激闘の第3セットを制した。

第4セットでも田中やファンヘッケがポイントを重ねた。中盤、リードを許すもフランシス、林の2枚ブロックで20得点に。しかしNEC川崎の佐藤のスパイク、甲の速攻でセットポイントを許すとそのまま振り切られ勝負は最終セットにもつれ込んだ。

15点先取となる第5セット、リードを許し追う展開となった大阪MVは田中のバックアタックやファンヘッケのアタックで粘りを見せた。ゲームは15点を超える接戦も最後は田中が決め切り、フルセットの激闘を制した大阪MV。5大会ぶり2度目の優勝となった。

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