■第34回全日本高等学校女子サッカー選手権 修徳高校3ー0常盤木学園高校(29日、兵庫)
未来のなでしこたちが日本一を目指して争う、第34回全日本高等学校女子サッカー選手権の1回戦が29日に行われ、修徳高校(東京2)が3対0で常盤木学園高校(宮城2)を下して2回戦進出を決めた。
今までの9地域代表制から今大会から初めて全都道府県から代表校が出場、参加チームは前回大会の32チームから52チームに大幅アップした。
前回大会3位の28大会連続28回目出場の常盤木学園は修徳と対戦、熊谷紗希、鮫島彩など数々のなでしこジャパンメンバーを輩出した名門校、しかし2012年以来、優勝からは遠ざかっている。名門復活へ試合序盤は修徳に押し込まれて、キーパー・金濱加依(2年)が好判断で飛び出すなど、ピンチを凌いだ。
それでも10分、パスを小刻みに繋ぎ、ゴール前まで繋ぐと富岡來未(2年)、さらには武田侑依(3年)とシュートを狙ったが決まらず。
15分には修徳に隙をつかれて、縦パス1本でディフェンスの裏をとられて、宇田川果歩(3年)にループシュートを決められ先制されてしまった。さらに30分、右サイドを破られると、ファーサイドにあげられて、先制点をマークした宇田川にゴール左隅に決められて2点目を奪われた。
常盤木学園も修徳陣内まではボールを運ばせてもらえるが、シュートレンジに入ると、修徳ディフェンスは素早くプレッシャーをかけてきて常盤木学園は攻撃の形を作らせてもらえなかった。前半は0対2と2点のビハインドで折り返した。
後半開始早々に常盤木学園は選手交代をして、修徳ディフェンスを崩そうとしたが、プレッシャーが早い修徳をなかなか崩すことが出来なかった。修徳は守ってからのカウンターと自分たちの攻撃リズムをしっかり続けて、後半29分にはコーナーキックを高木綾女(2年)がヘディングで合わせて3点目、修徳が大きくリードを奪った。
修徳は最後まで自分たちの形を崩さず、集中力を切らさずに走り切り勝利、2年ぶりに全国大会での勝利を手にし、2回戦進出を決めた。前回大会3位の常盤木学園は2年ぶりに1回戦敗退となった。
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