(26日、プロ野球 広島東洋カープ4―1読売ジャイアンツ)

 今季4度目の完封勝利とまではいかなかったが、広島の床田寛樹が圧巻の投球。最後は151キロの直球で三振を奪って巨人に完投勝ちした。

 111球、無四死球。テンポ良く投げ抜いた。最近、高太一や常広羽也斗ら若手の投球を見て、気付きがあったという。「若い子たちはどんどん攻めていっている。僕は慎重になりすぎて球数が最近は増えている」

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 若手に刺激を受ける一方で、若手のフォローをするのも大きな役割だ。この日は二回の先頭打者を三塁の新人・佐々木泰の失策で出塁させるなど、味方に守備のミスが何度もあった。それでも、「若い子がそこで萎縮せずにやれるように」と心がけ、後続を断った。

 これで今季9勝目。3年連続2桁勝利まで、あと1勝に迫った。すでに到達した規定投球回数とともに3年続けることを一つの目標として臨んだ今季。昨季苦しんだ夏場での完投勝利に、「去年は考えられなかったこと。成長している」とうなずいた。

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