毎年1月2日、3日に行われる正月の風物詩、「東京箱根間往復大学駅伝」。大学の誇りとたすきを胸に新春の箱根路を駆け抜ける学生駅伝最大のイベントに、長距離ランナー不毛の地と言われた沖縄から挑み、優勝を味わった選手が、101回の歴史で一人だけ存在します。
“長距離ランナー不毛の地” 沖縄で唯一の優勝経験
宜野湾市出身の、比嘉正樹さん(56)。過去101回を数える大会の中で沖縄県勢唯一の優勝経験者です。
比嘉正樹さん:
「陸上長距離をしていれば誰もが目指す場所。他の大会にはない盛りあがり、大学の伝統の重みを感じながら1人20キロもの距離をつなぐのは、箱根駅伝だけです」
「沖縄出身者でも長距離で戦える」
今も、母校山梨学院大の応援とともに、地元・沖縄県出身の選手を気にかけ、後輩たちにエールを送ります。
「今年も(沖縄出身者)4人が箱根を走るチャンスがあり、沖縄の長距離界も変わってきていると感じます。高校・ジュニアの指導者が県外での勉強を重ねて、20年間、やってきたことの成果だと思う。また若い世代へと繋がっていってほしいですね」
今年で第102回を数える箱根駅伝で優勝候補にも上げられる國學院大學には、ともに那覇市出身で主将の上原琉翔さんと嘉数純平選手がいて、比嘉さん以来の県勢制覇に期待がかかります。
区間エントリーでは嘉数選手が1区、上原選手は2区となっていて、当日変更がなければ史上初の「沖縄出身者たすきリレー」となります。こちらも注目です。(取材 片野達朗)
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