正月の風物詩、東京箱根間往復大学駅伝。優勝を目指す沖縄県出身の選手に沖縄の応援団もエールを送りました。

東京・大手町から箱根・芦ノ湖までを2日間かけて往復する東京箱根間往復大学駅伝=通称・箱根駅伝。

片道100kmを超える沿道には延べ100万人をこえる観戦者が訪れる学生駅伝最大の花形レースです。

ことしも1月2日午前8時、新春の陽光が降り注ぐ中号砲が響き、一斉にスタートを切った各大学。

そのころ1時間半後に訪れるランナーを待つ横浜駅には、沖縄からの応援団が駆け付けていました。

目的は、国学院大学の2区を任される那覇市出身・上原琉翔選手(仲井真中~北山高)。

沖縄から羽ばたき1年生から箱根を走ってきた上原の最後の箱根路を後押ししようと、高校の恩師や同級生らが集まりました。

(左から)北山高の同級生・志良堂清琉さん(22) 北山高の先輩・渡口怜さん(23) 北山高時代の恩師・大城昭子さん 共に都道府県対抗駅伝に出場・濱崎達規さん

北山高校時代の恩師・大城昭子さん:
「(大学4年間は)並大抵の努力ではなかったと思うんですけどこうやって沖縄の選手でも活躍できる姿を見せてくれるのは、長距離を目指す子どもたちにとって希望になる。最後の駅伝にかける思いは特別だと思うので、元気を与えるような走りをしてほしいと思います」

上原が中学時代から憧れてきた濱崎達規さん(第87回大会出場):
「規格外ですね。いま(上原)琉翔がやっていることは。子どもたちがパッと見てカッコいい、目指したいと率直に思えるような選手が上原琉翔。10年後15年後、上原を目指して箱根に出場する選手もたくさん現れる。沖縄の子どもたちには琉翔の走りを見届けて、目に焼き付けてほしい」

レースは、1区を走った国学院大・青木瑠都が区間新記録の快走を見せ、2区の上原へ。トップでたすきを渡します。

上原は、序盤で2位の中央大学に抜かれるも、アップダウンが続く23.1kmで粘りの走りを見せます。

8.4km地点。2位で横浜駅を通過した上原は沖縄の応援団のエールに手を上げて応えます。

各大学のエースが集う、花の2区。その後も熾烈な争いが繰り広げられる中、沖縄の応援団も、急いで戸塚駅付近へ移動。

終盤の苦しいポイントで再びエールを届けようと、沿道から声を張り上げます。

最後は苦しくなった上原ですが、応援を励みに踏ん張り、1時間7分7秒の区間12位で戸塚中継所へ。後続へ思いを託しました。

北山高校時代の同級生 志良堂 清琉さん(22):
「高校から琉翔と寮で相部屋で過ごしていたけど、努力家で尊敬できる部分がたくさんある。同じ同級生として誇りに思います。上原が沖縄の先頭になっていろいろな歴史を変えてきて沖縄でも出来ると見せてくれたと思います」

北山高校時代の恩師・大城昭子さん:
「本人の中では不本意だったかもしれないですけど、エース区間でよく最後まで粘って走り抜いたと思います。あとはチームが優勝してくれることが本人の第一希望だと思うので後続の頑張りに期待したい。沖縄県民にワクワク感とか勇気を与えてくれてありがとうと言いたいです」

国学院大学は、3区以降も力走を見せ往路をトップと1分54秒差の4位でフィニッシュ。悲願の総合優勝へ明日の復路へ望みをつなげています。

また、明日は日本大学の10区に上原琉翔選手の北山高校時代の同級生、竹富町出身・大仲竜平選手がエントリー。こちらも、沖縄を盛り上げる走りが期待されます。

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