第105回全国高校ラグビーフットボール大会も、いよいよフィナーレ。1月5日には準決勝が行われて、高校ラガーマンの夢舞台・決勝戦に進出する2校が決まりました。
準決勝第1試合は東福岡と京都成章 前半は京都成章が序盤にペース握る

サイドのかわった後半、どちらが試合の流れを引き寄せるのか、注目が集まるなか、先にチャンスをものにしたのは京都成章でした。
後半1分、敵陣10メートルライン付近のラインアウトから攻撃を仕掛けると、絶妙のコース取りで走り込んできた森岡選手が抜群のスピードで前へ、最後はWTB篠颯太郎選手からのリターンパスを受けた森岡選手がタックルをなぎ倒してトライ、17対5と再びリードを12点に拡げました。
さらに5分、京都成章は敵陣10メートルライン付近のスクラムから右に展開すると、SO岡元聡志選手が、うまくタイミングをずらしたランニングで一気に前へ、最後は岡元選手から完璧なタイミングでパスを受けた篠選手が右隅にトライ、このゴールを森岡選手が見事に決めて24対5として勝負の流れを決定づけました。
京都成章・関崎大輔監督が「ゲームプランどおり、生徒たちが自分たちで分析したことをしっかりと実行してくれた」と語ったように、東福岡の強みや弱み、ディフェンスを分析した上で、確実に、そして見事にプランを遂行した京都成章の選手達。この後も2つのトライを加えて東福岡を突き放しました。
東福岡の須藤蒋一主将が「最後まであきらめずに東らしく戦おう、という気持ちでみんなが戦ってくれた。今までやってきたことをしっかりやれば、結果はついてくると思っていたが、成章さんがそれを越えてきた。本当に強かった」と涙を見せたように、東福岡も終盤に意地の2トライを返しますが、反撃もここまで。優勝経験豊富な名門校を相手に、見事な戦いぶりで完勝した京都成章、第100回大会以来の2度目の決勝進出です。
準決勝第2試合は優勝候補同士が激突! 桐蔭学園と大阪桐蔭が大激戦
準決勝第2試合は、3連覇を狙う桐蔭学園と準々決勝で国学院栃木との激闘を制した大阪桐蔭の対戦。優勝候補同士の激突は、期待に違わぬ最後の最後まで目が離せない大激戦となります。
前半ペースをつかんだのは、桐蔭学園。持ち味の素早い動きと、局面を見極める個々の判断力の高さを発揮して接点で優位に立つと、前半5分、連続してラックを支配する形から右に大きく展開して最後はWTB鈴木豪選手がトライ。幸先よく5点をリードします。
その後も、押し気味に試合を進めた桐蔭学園。28分には、敵陣でハイパント攻撃を仕掛けると、一人目の選手の鋭いタックルに周囲が反応、ここが勝負とばかりに一気に相手ボールを奪いとると、そのまま休まず攻撃を仕掛けてPR喜瑛人選手がトライ、狙いどおりの形からリードを10点に拡げました。
一方、前半は桐蔭学園の勢いの前に防戦一方だった大阪桐蔭。ハーフタイムに綾部正史監督が、「笑顔で思いっきり、ラグビーを楽しんでこい。」と声をかけると、動きが一変します。集団で攻撃を仕掛けてくる桐蔭学園に対して、大阪桐蔭らしくしっかりと身体をあてて反撃に転じると、徐々に接点で互角以上に渡り合ってチャンスを作り出していきます。
そして、後半4分、スクラムを押し込んだ後に右に展開すると、うまくディフェンスのの裏に抜け出したFB吉川大惺選手からのパスを受けたWTBモレノ経廉ザンダー選手が右隅にトライ。逆風の中、吉川選手が見事にゴールを決めて10対7と3点差に詰め寄りました。
これで試合の流れは大阪桐蔭へ。後半17分には、自陣深くにせめこまれた形からWTBモレノ選手が相手ボールをもぎ取ると、冷静な判断をみせてキックで一気に敵陣深くまで攻め込みます。このチャンスにラインアウトからのボールがこぼれたところノーバウンドでキャッチした、LO冨永竜希選手がそのままトライ。このゴールも吉川選手が決めて、ついに14対10と逆転しました。
しかし、さすがは桐蔭学園、リードされても慌てません。キャプテンの堂薗尚悟選手が肩の負傷で途中交代を余儀なくされる中、大事な局面でも変わらずゲームプランを確実に遂行していきます。
そして22分、FW、BKが我慢強くボールを継続してじわりじわりと前進していくと、最後はFW陣が力でボールをねじ込んでPR喜選手が中央にトライ。ゴールも決めて17対14と再逆転に成功しました。
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