バレーボールの世界一を決める戦い“世界バレー”が日本時間27日、タイ・バンコクで行われ、女子日本代表(世界ランク4位)はセルビア(同8位)に3-1(25ー23、30-28、23-25、25ー18)で勝利。予選ラウンドを3戦全勝を飾り、1位通過で決勝トーナメント進出となった。
スタメンはキャプテンの石川真佑(25)、島村春世(33)、宮部藍梨(27)、関菜々巳(26)、佐藤淑乃(23)、和田由紀子(23)、リベロに小島満菜美(30)が起用された。
対戦相手は2018年、前回大会と大会連覇をしている女王セルビア。第1セット、序盤から石川がセルビアの高さを利用しブロックアウトで得点を挙げるなどリードを奪った。日本のペースで試合が進むと和田、佐藤のバックアタックも決まり20ー15。終盤セルビアの反撃に失点が続き22-22と追いつかれるも最後は佐藤の強烈なサーブから島村が25点目を決め25ー23で振り切った。
第2セットは身長191cm、ブキリッチ(26)のサービスエースやアクレシッチ(28)のブロックなどに失点が続きセルビアにリードを許した。流れを掴みたい日本は小島の好レシーブから佐藤のアタック、和田のスパイクなどで19ー19と食らいついた。その後は両チーム譲らず25点を超える接戦に。粘る日本は和田のサービスエースでセットポイントを奪うと、続けて最後も和田がバックアタックを打ち込み30ー28で2セット連取した。
第3セットは序盤から追いかける展開も和田や佐藤のアタック、小島の好レシーブから石川が決め切るなど徐々に点差を縮めた日本。セルビアの強打に苦戦しながらも途中出場の秋本美空(19)が連続ポイントを挙げ18ー19と粘りを見せた。しかし日本の反撃及ばず、セルビアにセットポイントを奪われるとそのまま連続失点し23ー25で第3セットを落とした。
第4セットは長いラリーも冷静に得点に繋げると宮部のクイック、石川が2連続エースで得点するなど10ー6と4点リードを奪った。さらに島村が移動攻撃やブロックで得点を挙げ流れを日本にもたらすと、そのままセルビアに反撃を許さずこのセットを制し勝利を収めた。
試合後、キャプテンの石川は「予選で1位通過することができてよかった。今日は全員が集中して入ることができた」と振り返った。決勝トーナメントへ向けては「タイのホームでもあるしアウェーになる。日本のことを応援してくれるタイの方もたくさんいるので、そこをしっかり声援を力に変えてやりたいと思います」と話し「自分たちがしっかり攻めにいくってところを忘れずにやっていきたい」と意気込みを語った。
予選ラウンド1位通過した日本は決勝トーナメント1回戦でプールA2位の開催国タイと対戦する。予選ラウンド各組上位2チームが決勝トーナメントに進出、日本は2010年の銅メダル以来、15年ぶりの表彰台を目指す。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
石川 19得点
和田 15得点
佐藤 13得点
【女子日本代表 試合予定】日本時間
■予選ラウンド
23日 〇3ー0 カメルーン
25日 〇3ー2 ウクライナ
27日 〇3ー1 セルビア
■決勝トーナメント
8月29日(金)
1回戦:日本(H1位) vs タイ(A2位)、セルビア(H2位) vs オランダ(A1位)
8月30日(土)
1回戦:イタリア(B1位) vs G2位、G1位 vs ベルギー(B2位)
8月31日(日)
1回戦:ブラジル(C1位) vs F2位、F1位 vs フランス(C2位)
9月1日(月)
1回戦:アメリカ(D1位) vs カナダ(E2位)、トルコ(E1位) vs スロベニア(D2位)
9月3日(水)準々決勝 2試合
9月4日(木)準々決勝 2試合
9月6日(土)準決勝 2試合
9月7日(日)3位決定戦、決勝
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