中学生から社会人までの各都道府県の代表ランナーが広島に集結し、今年も行われた「天皇盃第31回全国男子駅伝」。RCCラジオで実況生放送を終えた、解説者の青山学院大・原晋監督と実況の石橋アナウンサーが白熱のレースを振り返りました。
石橋アナウンサー:31回目の全国男子駅伝、宮城県が優勝しました。レースまず全体振り返っていかがでしたか?
原監督:面白かったですよね、スリリングでしたよね。高速レースでしたよね。ただ走ってる選手からするとね、「おいおいおい、まだここにいるのか」というような感じで、本当にハイレベルな戦いでしたね。
石橋アナウンサー:いきなり1区から区間新記録が出ました。どう見ましたか?
原監督:昨今の各カテゴリーの駅伝を見るとですね、大会新、区間新、連発なんですよね。学生たち、選手たちの身体能力の高さというものが出てきていますよね。将来、世界で戦えるランナーが日本人から出てくる。そういった予感がするような今年度の大会でしたね。
インタビュアー:その中で大会記録タイで初優勝を飾った宮城県。そのレース運びは、どう見ましたか?
原監督:宮城の仙台育英勢が、OB含めて活躍をしましたよね。やはり先行者利得、1区で勢いをつけました。先頭を走ることによってですね、プラスアルファの力が出たなと思いますね。最終アンカー、宮城の山平(怜生)君と福島の山口(智規)君であれば、持ちタイムで言えば、また過去の実績で言えば、山口君に僕は分があるのではないかと思ってたんですけども、やはりピーキング能力、大会にきちっと合わせた宮城県勢、そして山平君の勝利だったですね。
石橋アナウンサー:一方の福島県、こちらも注目だった増子陽太(1区)の走り、どう見ましたか?
原監督:素晴らしいと思います。区間賞は取れなかったものの、ほぼほぼレースを支配していたのは増子君なんですよね。圧倒的な力で区間記録を約30秒縮める走り、圧巻でしたね。
石橋アナウンサー:岡山県チームの黒田朝日選手、いかがでしたか?
原監督:本来であれば、岡山県の皆さんからすれば100%合わせてレースに出てほしいと願いはあると思います。ただ彼の個人レース、学生最後の別大マラソンに向けて今、鍛錬期です。4日前の水曜日には30キロ走も行ってこの大会出てるんですけども、その中でも区間5位でしたでしょうか、快走でしたよね。岡山県過去最高の4番という順番で帰ってきたこと、やはり黒田朝日の力は大きかったんではないでしょうか。
石橋アナウンサー:そして地元・広島県の戦い、レース運びいかがでしたか?
原監督:私は個人的にはですね、場合によっては30番前後もあるぞという風な、今年は少し力がない世代、特に高校生はそういう世代だったんですけども、やはり駅伝どころ、地元開催の広島で、なんとか形は作ってくれましたよね。来年以降期待したいと思います。
石橋アナウンサー:この全国男子駅伝で今年の駅伝シーズン一区切りになります。改めて今年の駅伝シーズン、原さんの視点で振り返るとどんなシーズンになったでしょうか?
原監督:どのカテゴリーにおいても大会新、区間新記録、連発でした。箱根駅伝も往路・復路・総合ともに大会新記録でした。区間新も連発しました。やはりこの日本の長距離界が、ものすごいレベルが上がってるなという風に思いました。ただただシューズの改良だけではなくて、身体能力の高さが伺えています。世界で戦える日が必ずやってくると信じたいという風に思いましたね。
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