
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は18日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場(HS137メートル)で個人第18戦があり、小林陵侑(チームROY)が136.5メートルと138.5メートルを飛び、合計274.2点で2位に入った。二階堂蓮(日本ビール)が6位、前日2位の中村直幹(フライングラボラトリー)は13位。ドメン・プレブツ(スロベニア)が277.7点で今季9勝目を挙げ、札幌大会2連勝。
内藤智文(山形市役所)が17位、佐藤幸椰(雪印メグミルク)が24位、小林潤志郎(Wynn.)が27位。53歳の葛西紀明(土屋ホーム)は予選落ちし、2大会ぶり9回目の五輪出場を逃した。小林朔太郎(雪印メグミルク)も予選落ちした。
この日でミラノ・コルティナ冬季五輪の選考会が終わり、日本男子は小林陵、二階堂、中村が代表入りを確実にした。
- レジェンド葛西紀明、飛び続ける理由がある 終わらない五輪の夢
日本のエース、自国開催W杯で2位
小林陵がW杯札幌大会で4季続けて表彰台に立った。2度のW杯個人総合優勝を誇る日本のエースは3位以内でも表情を曇らせることがあるが、この日は晴れやかだった。「良いゲームができた。直した部分はない」
強さを見せたのが2位で迎えた2回目。向かい風も味方につけ、この日の最長となるヒルサイズ超えの138.5メートルを記録した。2回目の得点だけなら全体1位という高得点で順位を守り切った。
この日を終え、個人戦で2大会連続の金メダルがかかる五輪代表入りを確実にした。最大のライバルは、札幌大会で2連勝したスロベニアのドメン・プレブツだ。
「今の状況なら、ドメンがミスしない限り(勝つのは)難しい。自分のパフォーマンスをするしかチャンスはない」。小林陵は冷静に相手の力量を分析する。
五輪では、新たに採用された2人1組で戦うスーパー団体に加え、男女4人で組む混合団体もある。日本男子は今季、小林陵を追うように二階堂が力を伸ばし、チームの層は着実に厚くなっている。五輪特有の重圧もエース一人にかかりにくい。
「非常に面白い位置で戦えると思うので、期待して見ていてください」。高く弾んだ声が、手応えの強さを物語る。「まずはビッグジャンプを見せたい」と活躍を誓った。
レジェンドは五輪の夢かなわず
53歳の葛西はミラノ・コルティナ五輪出場へのわずかな望みをつないで予選に臨んだ。だが、112メートルと伸びを欠き、その夢はしぼんだ。「チャンスをもらっているのに、生かせていない自分がふがいない」
それでも前を向く要素はある。「好調でも絶好調でもない中でメンバーに選ばれた。好調になれば、どこまで上にいけるのか」
視線はすでに、2030年にフランスのアルプス地域で行われる冬季五輪に向いている。「狙っていきたいし、諦めずにやります」と現役続行を宣言した。

4年後、57歳を迎える。58歳でなお現役を続けるサッカーの三浦知良を引き合いに出し、「カズさんの道をたどって、僕もいきたい。この年でやっているという元気と勇気を皆さんに届けられるなら、まだまだ続けます」。
公務員ジャンパーも代表入りならず
6位の二階堂 初の五輪代表入りが確実。「五輪で金メダルというのはすごく注目されると思うので、取れたらいい」
13位の中村 五輪へ、「自分のやることにフォーカスしないといけない。メダルのことを思っていたら失敗する」。
17位の内藤 公務員ジャンパーは五輪代表争いを振り返り、「良いところも悪いところも学びながら取り組めた」。
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