■MLB ドジャースーレッズ(日本時間28日、ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平(31)は本拠地でのレッズ戦に“1番・投手兼DH”で出場し、5回、87球を投げて、被安打2(被本塁打1)、奪三振9、四死球2、失点1だった。大谷は3回にソロ本塁打を浴び先制されたが、4回にK.ヘルナンデス(33)のセンター前2点タイムリーなどで、4-1と逆転に成功。大谷は目標の5回を今季初めて投げ切り、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。
前回21日のロッキーズ戦ではメジャー1000試合出場で4回5失点、ドジャース移籍後初黒星を喫した。「チームに申し訳ない。情けないなという投球内容だった」と語った。今季2度目となったレッズ戦のマウンド、前回7月31日は4回途中2失点で勝敗はつかなかった。
中6日で挑んだマウンドは1回、先頭のT.J.フリードル(30)に初球を弾き返され無死一塁。しかし、続くN.マ-テイ(23)をカーブで空振り三振、E.デラクルーズ(23)からは144キロのスライダーで2者連続三振を奪うと、4番のA.ヘイズ(30)も中飛に抑え上々の立ち上がりを見せた。
大谷は2回、2死二・三塁のピンチでも、K.ヘイズ(28)を160キロ超えのストレートで空振り三振。M.マクレーン(26)もカーブで空振り三振に切って取り、レッズ打線に得点を許さない。
しかし3回、N.マ-テイ(23)に甘く入ったカットボールをレフトスタンドに運ばれ、0-1とレッズに先制されてしまう。4回は、先頭打者をカーブで三振に抑えるなどテンポのいいピッチングで、この日初めてとなる三者凡退に抑えた。
“打者・大谷”としては1回の第1打席は左飛。4回、大谷のライト前ヒットを皮切りに、1死満塁とチャンスを広げ、K.ヘルナンデス(33)がセンター前2点タイムリーを放つ。さらに2点を追加し、この回一挙4点を奪い、ドジャースが4-1と逆転に成功した。
大谷は5回も相手打線を三者凡退に抑え、今季初めて5回を投げ切り、勝利投手の権利を得た。その裏、ファーストゴロに倒れベンチに戻った大谷は、D.ロバーツ監督(53)とがっちり握手をかわした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。