■MLB ドジャース 5-1 レッズ(日本時間28日、ドジャースタジアム)

ドジャース・大谷翔平(31)は本拠地でのレッズ戦に“1番・投手兼DH”で出場し、5回87球を投げて、被安打2(被本塁打1)、奪三振9、四死球2、失点1。エンゼルス時代の23年8月10日のジャイアンツ戦以来、投手として749日ぶりとなる白星をあげた。大谷は3回にソロ本塁打を浴び先制されたが、4回にE.ヘルナンデス(33)のセンター前2点タイムリーなどで、4-1と逆転に成功。大谷は5回を今季初めて投げ切り、今季最多となる9奪三振の力投を見せ、ドジャース移籍後初勝利をあげた。チームは4連勝、2位パドレスも敗れたため優勝マジックを二つ減らし“26”とした。

中6日で挑んだマウンド。投手・大谷は、キレのある変化球で1回、2回で5つの三振を奪う。しかし3回、N.マ-テイ(23)に、初球の甘く入ったカットボールをレフトスタンドに運ばれ、0-1とレッズに先制を許す。4回はテンポのいいピッチングで、この日初めてとなる三者凡退に抑えた。

“打者・大谷”は、1回の第1打席は左飛に終わるが、4回は先頭でライト前ヒットを放つ。1死満塁とチャンスが広がり、K.ヘルナンデス(33)がセンター前2点タイムリー。さらに2点を追加したドジャースがこの回一挙4点を奪い、4-1と逆転に成功した。

“投手・大谷”は5回も相手打線を三者凡退に抑え、今季初めて5回を投げ切り勝利投手の権利を得た。その裏、ファーストゴロに倒れベンチに戻った大谷は、D.ロバーツ監督(53)とがっちり握手をかわした。

その後、打者・大谷は無安打で5打数1安打に終わった。それでも投手・大谷の後を引き継いだドジャースのブルペン陣が6回、7回と好投。8回には得点圏にランナーを許したが、E.ヘンリケス(23)が無失点で切り抜けた。その裏にはM.コンフォート(32)がソロ本塁打を放ち、5-1とリードを広げたドジャースが勝利した。

大谷は試合後のインタビューで「自分のゲームを作ることを心掛けてマウンドに行った」と話し、いい所も悪い所もあったが、なんとか5回まで投げ切れた」と充実の表情を浮かべた。

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