フィギュアスケート・アイスダンスの吉田唄菜(左)とフジワラテクノアートの藤原恵子社長=2019年11月、岡山市
【ミラノ共同】冬季五輪のフィギュアスケートで6日、アイスダンスの吉田唄菜(22)が初出場を果たした。男女シングルと違い、パートナー探しや活動費の工面、練習場所の確保で苦労が絶えないカップル種目。競技断念の危機で救いの手を差し伸べてくれたのが、地元岡山県の企業フジワラテクノアートの藤原恵子社長だった。
「周りの方たちに感謝しかない」。団体で日本のトップバッターの吉田の胸に、苦難の過去が去来した。中学1年ごろからアイスダンスに専念、金銭的な負担が重くのしかかった。父がスポンサー探しに奔走しても、実績の乏しい中学生を支援する企業は現れない。知人を介して藤原社長に出会った。
「お父さまの熱い思いに心が打たれた」と支援を決め、選手生命をつなぎとめた。組む相手が見つからずに2年間も試合から遠ざかる困難を乗り越え、2023年に巡り合ったのが森田真沙也(22)。木下グループが設立した京都府宇治市のアカデミーに拠点を移し、貸し切り時間も十分に取れる環境で五輪への道を歩み出した。
メダルを持ち帰ることが、何よりの恩返しだ。(共同通信)
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