ミラノ・コルティナオリンピック™、フィギュアスケート女子で銅メダルを獲得した中井亜美選手(17)。そして、4位となった千葉百音選手(20)。

世界から注目を集めた2人の活躍を、バンクーバーオリンピックでフィギュアスケート代表だった織田信成さんと共に振り返ります。

■日本フィギュア女子 史上初のダブル表彰台

高柳光希キャスター:
坂本花織選手をはじめ、日本勢の素晴らしい選手たちが活躍を見せました。

【フィギュアスケート女子シングル】
金:アリサ・リウ(20歳・アメリカ)
銀:坂本花織(25歳・日本)
銅:中井亜美(17歳・日本)
4位:千葉百音(20歳・日本)

中井亜美選手(17)は、日本のフィギュアスケート史上最年少でのメダル獲得です。
4位に入賞した千葉百音選手(20)は、初めてのオリンピックで順位入賞をしました。

■世界も注目 日本のフィギュア女子

高柳光希キャスター:
日本国内だけではなく、海外からも非常に高い評価を得ています。

中井亜美選手に対して、元ロシア代表・プルシェンコ氏は「明るく笑顔で動きに力みが全くない。スケーティングスキルは卓越している」と評価しています。

千葉百音選手に対しては、韓国中央日報が「着実に実力を伸ばし、日本で最も将来を有望視される“総合力に優れた選手の一人”」と報じています。

今季で引退を表明している坂本選手の後にも、若い世代が非常に強くなっていますね。

プロフィギュアスケーター 織田信成さん:
今回のミラノ・コルティナオリンピックに出ることができなかった選手たちの中にも、素晴らしい選手はたくさんいます。

坂本選手は今回での引退を表明していますが、これからの日本の女子フィギュア界を引っ張っていく存在はまだまだたくさんいるので、引き続き応援していただけたらなと思います。

■技術だけでなく“大舞台を楽しむ精神面”がすごい

出水麻衣キャスター:
千葉百音選手は、オリンピックの舞台で自己ベスト更新されていて、本当にすごいですよね。

プロフィギュアスケーター 織田信成さん:
大きな転倒やジャンプが抜けることがなかっただけで、本当にすごいことです。

平常心ではなかったかもしれないですが、ショートもすごく楽しそうに滑ったり、彼女の持ち前であるエレガントなスケート、特にフリーの『ロミオとジュリエット』では今シーズンで一番情感がこもっていたと思うぐらい、ステップのところで気持ちを込めて滑っているのがすごく印象的でした。

メダルは取れなかったかもしれないけれども、あの演技をこの大舞台でできたということを自信に変えて、また頑張ってほしいなと思います。

出水キャスター:
17歳の中井亜美選手は、2025年10月にシニアに転向したばかり。トリプルアクセルは、オリンピックでは4人目という快挙です。

プロフィギュアスケーター 織田信成さん:
中井選手は笑顔がとても良いなと思います。どの選手も緊張するので、なかなか笑顔が作れないのですが、その中であれだけ笑顔を出せるのはすごく素敵だと思います。

今シーズン、ショートとフリー合わせて、トリプルアクセルを両方とも綺麗に決めることはほとんどできていませんでした。このオリンピックの舞台で、ショートでもフリーでもきっちり武器であるトリプルアクセルを決めてくる強さ、技術は素晴らしいと思います。

千葉選手もそうでしたが、オリンピックを楽しんでいるのがすごいなと思いますね。

山内あゆキャスター:
例えば、スピンをしている時などは力が入るので、歯を食いしばったりするのかなと思いますが、中井選手はスピンの間もゆったりとした表情ですごいなと思いました。

プロフィギュアスケーター 織田信成さん:
プルシェンコ氏も評価していますが、中井選手のスケートは、本当に全ての要素で力みが全然ありません。

氷という不安定な場所で力まずに自然に動くということは、全部の加点要素に入っています。そういったところも、フィギュアスケートで高い点数を取るために必要であり、見ていて美しく見えるスケートだと思います。

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<プロフィール>
織田信成さん
プロフィギュアスケーター
バンクーバー五輪代表

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