
フィギュアスケートの坂本花織は、団体と女子シングルで獲得した二つの銀メダルを祖父母に見せたいという。自身がスポーツアンバサダーを務めるオメガのパビリオンでの取材で明かした。
「外に出る時は割と覚悟がいるみたいだけれど、足を運んでくれた」
1月18日に千葉であった日本選手団の結団式で、旗手代行として「笑顔をお届けできるように」と決意を述べた。地元兵庫から見に来てくれた94歳の祖母への言葉でもあった。
イタリアでの観戦は難しい。少しでも「オリンピック選手に見える姿」を見せたかった。二つのメダルに祖母は、「カオちゃん立派やったよお」と喜んでくれた。
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大好きな祖父母は尼崎からいつも試合を見に来てくれていた。一度、成績が振るわず、ふてくされたことがあった。祖父から「『見に来てくれてありがとう』も言わへんやつの試合なんか、一生見にいかん」と叱られた。常に感謝を持つ。祖父から教わったことだった。
祖父は2019年に亡くなったが、最後まで「花織は今、世界で何番目やあ?」と気にかけてくれた。祖母は少し認知症がある。坂本は会う度に、同じ近況報告を繰り返す。でも「毎回、『良かったねえ』と幸せそうに聞いてくれる」。
日本に帰ったら、祖父の遺影と祖母にメダルを見せにいく。ありがとうの思いを込めて、見せにいく。
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