男子スキークロス決勝 滑走する古野慧(右)=リビーニョ(共同)

 快走の連続だった。フリースタイルスキー男子スキークロスの古野が日本勢初の表彰台に迫った。前回北京五輪に続く出場で「強みを生かせそうなコース」と語っていた26歳の次期エースが躍動した。

 組み合わせを決めるタイムレース「シーディングラン」で全体2位だった勢いそのままに4人一組で競う本戦でも勝ち上がった。「勝機はある」と語っていた通り、得意の先行逃げ切りで勝ち上がり、準決勝では先行する選手がバランスを崩す運も味方につけた。決勝では惜しくもメダルに届かなかった。

 武器のスタートは、元選手の兄哲也コーチとともに自宅の庭などに鉄パイプでスタート台を組み、地道に磨いてきた。

 前回大会はその成果を発揮することなく、スタート直後に転倒。「忘れることはない」苦い記憶の雪辱に燃えていた。エース須貝の背中を追い、2023年世界選手権で9位になるなど力をつけてきた古野。晴れの舞台で大きく成長した姿を見せた。(共同通信)

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