
17日間にわたってイタリア北部の四つの会場群で開催されてきたミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)の閉会式が22日午後8時30分(日本時間23日午前4時30分)、ベローナで始まった。
開催地はミラノから東へ約140キロのベローナ。「ロミオとジュリエット」の舞台でもある街だ。会場は、世界遺産のベローナ市街にある古代ローマ時代の円形闘技場が使用された。
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閉会式のコンセプトは「躍動する美」。
序盤はオペラのキャラクターたちが次々と闘技場に登場。音楽に合わせて「リゴレット」や「フィガロ」、「椿姫」、「アイーダ」などが姿を見せると、会場から拍手がわき起こった。


「イタリアの顔」というメッセージが紹介されると、ステージ床の中央には子どもや女性、高齢者の顔写真が次々と映し出される。
その後、開催都市や会場群を代表した人たちによってイタリア国旗が場内に運び込まれた。今大会メダルを獲得したイタリアの選手たちも入場。大会の活躍に対し、拍手と声援が送られた。
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会の中盤には、他の国・地域の選手たちによる入場もある。選手団ごとに行進した開会式とは異なり、各国・地域の旗手が次々と入ってきた後に、残りの選手が一斉に入場する。
日本の旗手は2人。開会式でも務めたスピードスケートの森重(もりしげ)航(オカモトグループ)と、フィギュアスケートの団体と女子で二つの銀メダルに輝いた坂本花織(シスメックス)が予定されている。
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最終日となるこの日に終わった種目の表彰式もある。国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長らがメダルを授与する見通し。
終盤には、次回の冬季五輪開催地であるフランスへの引き継ぎ式典や、ミラノとコルティナダンペッツォの両市内に設置された聖火台の火が同時に消される。

イタリアでの冬季五輪は2006年トリノ大会以来20年ぶり3回目。今大会には92カ国・地域の選手団と、ロシアとベラルーシ出身の「個人の中立選手(AIN)」を合わせた約2900選手が8競技116種目に出場した。
IOCによると、チケットは約130万枚が売れ、約1万8千人のボランティアが運営を支えた。
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