2026年2月、卓球界に新たなヒロインが誕生した。世界選手権団体戦の代表選考会を制したのは、3月1日に山陽学園高校(岡山)を卒業したばかりの18歳、面手凛だ。かつては「緊張で弱気になる」と結果が出ない時期もあったが、恩師の「練習するしかない」という言葉を胸に成長を遂げた。9月のアジア大会団体代表にも内定した若き才能。初の大舞台へ向けて、ひたむきに歩み続ける彼女の決意を語ってもらった。

弱気を克服した攻撃スタイル

Q.代表を掴み取った率直な気持ちを教えてください
面手:
自分が代表になれるとは思っていなかったので、すごく嬉しい気持ちも多いですし、びっくりしてます。

Q.代表選考で優勝できた要因は?
面手:
一番は攻撃力が前よりかは増したんじゃないかなっていうのを自分で感じていて、そこが最後勝てた要因だと思います。すごく緊張する方なので、いつも守りに入ったりとか、そういうので負けてしまうことがすごく多いので、気持ちは誰よりも挑戦者だっていうのをすごく思いながらやってたので、そこが強気で出来たかなと思います。

Q.改めて卓球を始めたきっかけは?
面手:
3歳頃に始めて母が卓球していたのでその影響で始めました。

Q.卓球のどういったところに魅了されましたか?
面手:
速いスピードの中でやる競技であって、すごく繊細ですし、そういうとこに興味を 持ったかなって思います。あんまり結果を出せてなかったんですけど、小学校4年生の時に初めて全国大会で優勝して卓球を本気で頑張ろうかなと思えたので、その小学校の経験が今にも繋がってるかなって思います。

Q.世界の舞台で戦うのは、いつぐらいから具体的に考えてましたか?
面手:
昔から世界選手権とかの舞台には本当に憧れを持っていましたし、たくさんのトップ選手たちが試合をしてたのを動画などで見てきたので、そういう舞台には昔から自分は立ちたいなと思っていました。(小学4年生で全国大会優勝)そういった経験があったので、そこから自分も本気で立ちたいなっていうのは思ってます。

Q.面手選手の武器は?
面手:
一番の武器はバックハンドかなって思います。レベルも上がる中で、ラリーは自分自身得意だったんですけど、最近苦しい部分もすごく感じていたので、代表選考会では少し得意なラリーで得点できた部分があって、そこは少し成長したんじゃないかなと思います。やっぱり攻める能力が前よりかは上がったかなって思います。バックハンドも。

恩師の言葉「練習するしかない」

Q.自分の卓球人生のターニングポイントとなったのはいつですか?
面手:
(中学生だった)コロナ禍の時、一度挫折した部分だったりとかもあったんですけど、立ち直って中学校の最後で結果も出るようになって、そこからやっぱり自分の気持ちも変わったかなって思います。

Q.挫折っていうのは?
面手:
試合とかもあんまり開催されなかったりとかもあったし、すごく自分の気持ち的にも結果も出せなくて悔しい部分もあったんですけど、もう一度気を引き締めて、やっぱり全国の舞台で活躍したいなっていうのを自分自身思ったので、そこからとにかく努力をしました。

Q.卓球をやってきて支えになった人、言葉ってありますか?
面手:
一番は監督(山陽学園卓球部・田代祐大監督)にはすごく指導してもらったなって思ってます。本格的に見ていただいたのは中学生からなんですけど、小学生の時もずっと見ていただいて、そのまま今も見ていただいてます。

面手選手と田代監督

Q.支えになった言葉は?
面手:
緊張しがちで弱気になる部分がすごく自分自身は多いので、監督から「開き直って最後までちゃんと諦めるな」っていうのを伝えられてて、そこがやっぱり強気でプレーできてる所かなと思います。

Q.中学時代落ち込んでる時に支えてもらったこととかありますか。
面手:
結果が出ない分、「練習するしかない」っていうと言われてたので、その言葉を胸に頑張ってきたかなと思います。

Q.卓球以外で大事にしている時間や好きなことはありますか?
面手:
とにかく食べることが好きです。

Q.好きな食べ物は?
面手:
お肉です。焼肉が一番好きです。試合の終わりとかはよく行きます。

「目標は金メダル」初の大舞台へ

Q.初の世界卓球はどういった思いで挑みますか?
面手:
本当に限られた人しか出ないですし、まさか自分が代表になれるとは思っていなかったので、やっぱりそういう色んな人たちの想いとかも背負って感謝しながら頑張りたいなって思います。

Q.世界卓球選手権団体戦の目標は?
面手:
もちろん、金メダルが目標です。

卒業式での面手選手

Q.アジア大会の代表にも内定しましたが、日本で32年ぶりに開催される今大会への想いは?
面手:
今年日本で開催されるということで、日本の皆さんにも応援されるように全力でプレーしたいですし、最終的には金メダルを取りたいなって思ってます。

◆面手 凛(めんで りん)
2007年12月31日生まれ、岡山県玉野市出身。母の影響で3歳からラケットを握り、小学4年生時に全日本選手権(カブの部)で優勝。山陽学園中学校3年時には全国中学校体育大会を制覇。さらに昨年のインターハイでも女子シングルスで頂点に立った。 戦型は右シェークドライブ型。バックハンドとスピードを活かしたピッチのラリーを武器に、2026年2月の世界卓球選手権(団体戦)代表選考会を勝ち抜き、初の世界代表の座を掴み取った。同年9月開催のアジア競技大会(愛知・名古屋)の代表にも内定している。

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