パリで開催中の世界バドミントンは、8月30日に準決勝を行い、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)が2-1でプトゥリ クスマ・ワルダニ(インドネシア)を破り、2大会ぶり3度目の決勝進出を決めた。過去2度の決勝は、21年と22年で連覇を達成している。31日の決勝戦では、東京五輪の金メダリストである陳 雨菲(中国)と対戦する。
この記事の写真は4枚積み重ねてきたキャリアの違いを見せつけた。準決勝は、1年前の33位から9位まで世界ランクを上げてきたインドネシアの成長株と対戦。手足の長い相手に高い位置でシャトルを捉えられ、柔らかいタッチでネット前に落とされて苦しむ場面もあったが、冷静に対処。第2ゲームを奪われて1-1に追いつかれた直後、一気にギアを上げて勝利を手繰り寄せた。
第3ゲームが始まると「やっぱり、追いかける展開になると、こっちにもプレッシャーがあるし、相手も自信を持ってプレーしてくると思うので、1点でも2点でもリードして……という気持ちでいた」と勝負所で先手を奪い、相手の勢いを断ち切った。反撃の出鼻をくじかれた相手は、ペースダウン。第3ゲームは、山口が21-6で圧倒した。
決勝進出は、今季初。勝利した時点では、決勝の相手は決まっていなかったが、3度目の決勝戦に向けて「久しぶりに決勝戦ができる。対戦相手がまだ決まっていないけど、どちらの選手でも自分は向かっていくだけなのかなと思うので、どんどんチャレンジして楽しめたらいいなという感じ」と気負わずに臨む姿勢を示した。勝てば日本勢で単独最多となる3度目の優勝。世界バドミントンの歴史に新たな記録を刻むか、注目の一戦となる。
※放送情報「世界バドミントン・パリ2025」
テレビ朝日地上波 28日(木)〜4日連続放送!
CSテレ朝チャンネルでは25日(月)の初戦から決勝までを連日お届け!
放送予定|世界バドミントン・パリ|テレビ朝日
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