JVA(日本バレーボール協会)は、8月21日(木)から中国の江門で開催される「2025男子U21世界選手権大会」に臨むU21男子日本代表チームの出場選手12人を発表しました。

 U21世界選手権大会は、1977年から開催されているジュニア世代の世界大会(かつては、世界ジュニア選手権の名称で開催)。1985年からは2年ごとにFIVB(国際バレーボール連盟)が主催するこの大会で、日本は36年前の1989年に銀メダルを獲得しています。

 36年ぶりのメダルを目指す日本。世界に挑むメンバーは、この大会の予選も兼ねた去年のU20アジア選手権に出場したメンバーから大幅に入れ替わりました。

 アジア選手権に続いての出場は、大会のベストアウトサイドヒッターに輝いた小野駿太選手(早稲田大学)らわずかに4人。かわりにこの春大学に入学したばかりの1年生が半数の6人とフレッシュな顔ぶれが揃いました。

 1年生の中で注目を集めるのは、今年1月に開催された春の高校バレーで活躍した選手達。今年度の日本代表選手としても登録された逸材、駿台学園(東京)を3連覇に導いてMVPを獲得した川野琢磨選手(早稲田大学)が攻撃の中核を担います。

 そのほか春高バレーで存在感を発揮した洛南高校(京都)出身の中上烈選手(早稲田大学)、春高バレーのベストリベロ賞に輝いた谷本悦司選手(筑波大学)もメンバーに名を連ねています。

24か国が参加する大会は8月21日開幕。6か国ずつ4つの組に分かれて、1回戦総当たりで行われる予選ラウンドでは、日本はブラジル、ブルガリア、キューバ、コロンビア、チェコと対戦。6か国の中で上位4チームに入れば準々決勝進出をかけて各組の上位が激突するラウンド16に進みます。

 最終順位が決定するファイナルが行われるのは8月31日(日)。世界のひのき舞台で、日本の未来を背負う選手達がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、熱い戦いに注目です。


■2025男子U21世界選手権大会 日本代表出場選手(12人)
 (背番号、氏名、所属、ポジション、身長)  

1 中村悠暉(中央大学1年) S 187  
2 川野琢磨(早稲田大学1年) OP/OH 197
3 竹松魁柊(国士舘大学2年) S 187
4 神埼優(中央大学1年) MB 195
5 中上烈(早稲田大学1年) OP/OH 190
6 山本快(筑波大学1年) OP 188
7 山下彪(筑波大学3年) MB 200 ◎
8 白野大稀(順天堂大学2年) OH 188
9 小野駿太(早稲田大学2年) OH 185
11 秋本悠月(中央大学2年) MB 191
12 井坂太郎(愛知学院大学2年) OH 185
13 谷本悦司(筑波大学1年) L 172

◎=キャプテン

・ポジション 
OH=アウトサイドヒッター  
OP=オポジット
MB=ミドルブロッカー  
S=セッター    
L=リベロ   

■試合日程(日本戦) 予選ラウンド

8月21日(木) 日本 対 ブラジル
8月22日(金) 日本 対 ブルガリア
8月23日(土) 日本 対 キューバ
8月25日(月) 日本 対 コロンビア
8月26日(火) 日本 対 チェコ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。