■MLB オリオールズ 5-3 マリナーズ(日本時間15日、オリオール・パーク)

オリオールズの菅野智之(35)が本拠地のマリナーズ戦で、5回1/3(81球)を投げ、3安打1失点の好投で今季10勝目を飾った。

メジャー1年目での10勝到達は、昨年のカブス・今永昇太(31)以来、日本人投手10人目の大台到達となった。

この試合、5回まで無失点の好投を続けてきた菅野。5-0で迎えた6回途中で雨が激しくなり、1死からJ.ネーラーにヒットを許して、イチローの愛弟子J.ロドリゲスに1球投じたところで一時中断。2時間15分程の中断を経て、2番手のR.ガルシアがロドリゲスに2ランを浴び、菅野に自責点1がついた。

だが、味方の援護もあり、菅野も打たせて取る丁寧なピッチングで10勝目。チームはマリナーズに2連勝でカード勝ち越しを決め、明日(16日)から西地区首位のアストロズ戦を迎える。

菅野は今季23度の先発でここまでローテーションを安定して守り、16チームと対戦。1年目での日本人最多勝利はダルビッシュ有(2012年、レンジャーズ)、前田健太(2016年、ドジャース)の16勝が最多となっており、菅野がどこまで迫るか期待が高まる。

【日本人投手メジャー1年目・2桁勝利】
野茂英雄(95年、ドジャース)13勝6敗
石井一久(02年、ドジャース)14勝10敗
松坂大輔(07年、レッドソックス)15勝12敗
高橋尚成(10年、メッツ)10勝6敗
ダルビッシュ有(12年、レンジャーズ)16勝9敗
田中将大(14年、ヤンキース)13勝5敗
前田健太(16年、ドジャース)16勝11敗
千賀滉大(23年、メッツ)12勝7敗
今永昇太(24年、カブス)15勝3敗
菅野智之(25年、オリオールズ)10勝5敗(8月15日時点)

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