高校ラグビー春の日本一を決める選抜大会も2回戦。3月26日には8試合が行われてベスト8が出そろいました。

大分東明vs茗溪学園 実力校同士の対戦は予想どおりの大熱戦に

 九州大会・準優勝の大分東明(大分)と関東の厳しい出場権争いを勝ち抜いた茗溪学園(茨城)の対戦。ともに1回戦を快勝した両チームの試合は予想どおりの大熱戦となります。

 先手を取ったのは大分東明。序盤からLO・山下哲平選手FL・ナクルィランギ・サケナサ選手といった大型選手を中心に、FWで圧力をかけて茗溪学園を押し込んでいくと、前半7分にFW陣の執拗な連続攻撃からサケナサ選手がトライ。5点をリードします。

 一方の茗溪学園も反撃します。13分には、茗溪学園らしいグラウンドを広く使いながら巧みにスペースをついていく攻撃からWTB・太田一颯選手がトライエリアの左隅に飛び込んで5対5の同点に追いつきます。

 しかし大分東明は慌てません。再びFWで圧力をかけた後、長身選手がしっかりとラインアウトでボールを確保して茗溪陣内深くまで攻め込んでいくと、前半終了間際の30分には密集サイドを執拗についていく攻撃からサケナサ選手がこの日2本目のトライ。10対5と再びリードを奪います。

 トライラインを背にしながら、10分以上も大分東明の攻撃をしのいだ茗溪でしたが、ハーフタイムまであとわずかな時間帯を守り切れませんでした。

粘る茗溪学園を振り切り大分東明がベスト8進出

 サイドの変わった後半も序盤は大分東明ペース。茗溪学園を自陣の22mライン内側に押し込んで攻撃を継続していきます。そして後半10分、トライラインまで5mのチャンスをつくると、ラインアウトからモールをBK陣も加わって押し込んでトライ。15対5と茗溪学園を突き放しました。

 なかなかボールが握れず苦しい時間が続いた茗溪学園。それでも差は10点、直後のキックオフから気迫を前面に大分東明陣内深くまで攻め込んでいきます。そして14分、ラインアウトから鮮やかなサインプレーをきめて、LO・熊谷響志郎選手がトライ。15対10とワンチャンスで逆転可能な5点差まで詰め寄りました。

 残り時間は15分以上、FWで圧力をかけて時間をかけながら敵陣で試合を進めようとする大分東明と、逆転を狙って果敢な攻撃を仕掛ける茗溪学園、両チームの息詰まる攻防が続きます。

 25分過ぎからは、茗溪学園が大分東明陣内22mライン付近まで攻め込みますが、最後まで大分東明のディフェンスはくずれませんでした。最後は大分東明の激しいタックルに茗溪学園の攻撃が乱れてノーサイド。大分東明が激戦を制してベスト8進出です。

国学院栃木と佐賀工がともに近畿の実力校に勝利しベスト8に

 そのほかの試合、関東と近畿の実力校が激突した国学院栃木(栃木)常翔学園(大阪)の対戦は、国学院栃木が開始10分に先制のトライを奪うと、18分にも連続してラックを支配して素早くボールを動かしていく展開から、CTB・齋藤元選手がトライ。前後半あわせて5つのトライを奪って27対7で、常翔学園に勝利しました。

 佐賀工(佐賀)報徳学園(兵庫)の九州と近畿の強豪対決も同様の展開、前半から報徳学園を圧倒した佐賀工が5トライを奪って、近畿の実力校に29対5で快勝しています。

2回戦の結果と準々決勝組み合わせ

 2回戦の結果は以下のとおり、近畿勢では大阪桐蔭(大阪)と東海大大阪仰星(大阪)、京都工学院(京都)の3校が準々決勝進出。九州勢は東福岡(福岡)と大分東明(大分)、佐賀工(佐賀)の3校、関東からは大会連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)と国学院栃木(栃木)の2校が、ベスト8進出を果たしています。

【2回戦結果(3月26日)】

東福岡(福岡) 49-7  御所実(奈良)
大阪桐蔭(大阪) 40-7 松山聖陵(愛媛)
大分東明(大分) 15-10 茗溪学園(茨城)
京都工学院(京都) 45-7 尾道(広島)
国学院栃木(栃木) 27―7 常翔学園(大阪)
桐蔭学園(神奈川) 40-12 秋田工(秋田)
佐賀工(佐賀) 29-5 報徳学園(兵庫)
東海大大阪仰星(大阪) 66-5 石見智翠館(島根)

ベスト8進出校決定後、再抽選が行われた準々決勝の組み合わせ以下のとおり。
国学院栃木と佐賀工は3年連続の激突、第4試合では大阪勢同士が対戦します。

【準々決勝組合せ(3月28日)】

国学院栃木(栃木) 対 佐賀工(佐賀) 午前10時半キックオフ
桐蔭学園(神奈川) 対 京都工学院(京都) 午前11時50分キックオフ
東福岡(福岡) 対 大分東明(大分) 午後1時10分キックオフ
大阪桐蔭(大阪) 対 東海大大阪仰星(大阪) 午後2時半キックオフ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。